新潟県長岡市のブランド米「金匠米」を「千年農業」認証で発売2020年11月6日
バイオベンチャー企業群のちとせグループは、同グループが掲げる「千年農業」を拡げる活動の第一弾として、バイオエコノミーに積極的に取り組んでいる新潟県長岡市とコラボレーションを開始。長岡市のブランド米「金匠米」を日本で初めて「千年農業」に認証し、11月7日から販売する。
![「千年農業」認証の「金匠米」の新米](https://www.jacom.or.jp/kome/images/nous20110610_3.jpg)
「千年農業」は、農地の生態系を維持することで美味しく栄養価が高い作物を持続的に作り続けることをめざす活動。同グループは、人類が千年先まで農業を続けるための鍵は作物が取り巻く生態系の豊かさを維持することにあると考え、「千年農業」を拡げる活動を、東南アジアで先行して進めてきた。
このほど、その取り組みを日本で拡げる第一弾として、国内2位の水稲作付面積があり、バイオエコノミーに積極的に取り組んでいる新潟県長岡市とのコラボレーションを開始した。
作物に適した健全な土壌を維持するには、土壌中の微生物の活性度合いを把握することが重要。そのため、同グループは、土壌中の多種多様な微生物の動態を、バイオの視点から定量的に解析することで健全な土壌を科学的に評価している。その取り組みの一環として、長岡市農水産政策課と市内の米農家を回り、土壌環境の調査を実施。調査の結果、すべてのほ場について生態系を豊かにし、その維持まで配慮された土壌であることが確認され、このほ場で生産されている長岡市のブランド米「金匠米」が日本で初めて「千年農業」の認証を取得した。
長岡市では今後、金匠米だけでなく有機栽培米や特別栽培米、枝豆など市内で生産する作物についても「千年農業」の認証を活用しながら、新たな販路開拓、新たな視点でのブランド化に結び付けていく。
ほ場の土壌環境調査の様子
◎「千年農業」金匠米の取扱店
11月7日から以下の店舗で順次販売を開始。
・ 長岡市内の米穀店(早川米穀、大倉、遠藤米穀、杉本商店、高田屋商店)
・ 原信(一部店舗)
・ 国内外の高品質食材を取り扱うスーパー(都内を中心に30店舗)
・ 銀座米屋彦太郎(銀座三越B3F)
・ Kouji&ko(新宿高島屋8F)※ イートイン商品の米飯として提供
・ 長岡市ふるさと納税
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