環境に優しい「米ストロー」クラウドファンディング開始2020年12月18日
IT管理システムや小売業を行う(株)UPay(福岡市中央区)は12月3日、クラウドファンディングサイト、Makuakeで「米ストロー」のクラウドファンディングを開始した。
脱プラスチックの一環として、紙ストローは環境に優しいといわれるが、廃棄する際は燃やす必要があり、どうしても大気汚染が発生してしまう。
同社が開発した「米ストロー」は、米とコーンスターチ製で天然の着色料を使った、完全植物由来で環境に配慮した食べられるストローだ。
米ストローは、肥料になり、家畜の餌としても使えることから、同社は「年間400万本消費され、通常ゴミとして捨てられていたストローを肥料や餌として再利用できるようになれば、環境問題への貢献は計り知れない」という。
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米ストローの使用感はプラスチックストローに近く、紙ストローでアイスコーヒーなどを飲んだ時に感じる味の変化や、温かさを感じるなどの違和感はない。
耐久性は通常のプラスチック性のストローと比較した場合、長時間飲み物の中に漬けるとストローが水を吸って折れ曲がるなどのデメリットはあるが、1時間以上飲み物に漬けたとしても、ストローが崩れたり、折れ曲がったりすることはない。色素の溶出検査も実施済みで、飲み物の中に色が溶け出ることもなく、安心して使用できる。
新しいエコとして使える米ストローは、すでに中国、韓国、アメリカなどでは米ストローの取り扱いが開始。同社は今後、お皿やコップ、スプーンやコーヒーカップの蓋など、日常様々なところにあるプラスチックから脱プラスチックできるように開発を進めていくという。
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