米粉用米需給は過去最大の4万tを予測 日本米粉協会2020年12月22日
日本米粉協会は12月18日、令和3年度の米粉用米の需給予測を「米粉市場最新動向報告」としてまとめ公表した。
米粉用米の生産量・需要量の推移
令和2年度の米粉用米の需要量は、3万6000tの見込みで前年から横ばい。新型コロナウイルス感染症の拡大で業務用の消費減少が響き、当初予測の3万9000tは未達となった。供給量は前年から5000t増となる3万3000tを見込んでいる。
一方家庭用は、巣ごもり消費の高まりから家庭内の調理頻度の増加に伴い、料理や菓子用の需要が拡大。大手スーパーのイオンがトップバリュブランドとして、米粉ミックス粉などの新商品を投入したほか、菓子メーカーのシャトレーゼは米粉パンをレギュラー商品として発売するなど、新たな米粉商品の開発も進んでいる。
令和3年度は延期となった東京オリンピック・パラリンピックの開催が予定され、グルテンを摂取できない海外旅行客が多数訪日することが予測される。そのため、グルテンを含まない米粉製品に対し、宿泊施設や外食事業者の引き合いが強まることが予想され、さらに土産物など業務用需要の回復・拡大が期待できる。
これらの見通しを踏まえ、令和3年度の米粉用米の需要量を過去最高となる4万tと予測。同協会は「これを契機にインバウンド向け商品の開発など、需要拡大に向けた積極的な方策が重要となる」とし、米粉の特徴や消費者ニーズを捉えた商品投入などで、さらなる市場の活性化を目指す構えだ。
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