新たな酒米「福乃香」でオールふくしまの酒造り 動画公開 福島県2021年2月3日
福島県は、県内の「魅力」と「今」を伝え、元気と復興に向けた前向きな姿を発信するYouTube福島県公式チャンネルで、「福島県オリジナルの酒米『福乃香』」をテーマにした新しい動画の配信を開始した。
![ふくしまの酒マイスターの田崎さん](https://www.jacom.or.jp/kome/images/nous21020314_1.jpg)
福島県が取り組む新しい酒米へのチャレンジを描いた動画。その中で、ふくしまの酒マイスターでソムリエの田崎真也さんは、福島県オリジナルの酒米「福乃香」で造られたお酒を口にして「バランスが非常にいい」と語り、「競うのではなく、まずは地元の人に愛され、他都道府県の方々が飲みたくなるお酒にすることが大事」と、オールふくしまの酒へ期待を寄せている。
![酒米「福乃香」の収穫](https://www.jacom.or.jp/kome/images/nous21020314_2.jpg)
福島県は、全国新酒鑑評会で金賞受賞数が7年連続日本一に輝くなど、酒どころとして知られるが、大吟醸酒などの原料に使われている酒米のほとんどは兵庫県のお米「山田錦」。かねてより「オールふくしまの酒をつくりたい」という思いがあった。15年の歳月をかけて生まれた福島県オリジナルの酒米が「福乃香」で、福島の酒米を使った「オールふくしま」の酒造りへの挑戦が始まっている。
![「オールふくしま」の酒造り](https://www.jacom.or.jp/kome/images/nous21020314_3.jpg)
「福乃香」は、高度精白が可能で、良質な日本酒ができるよう育成された系統。山田錦の血を引く「静系酒88号(誉富士)」を母に、酒質が優れる「山形酒86号(出羽の里)」を父として交配され、酒質等の確認を繰り返して誕生した。決して扱いやすい原料米とはいえないが、福島の酒造りの高い技術力を活かし、現在、県内26の酒蔵が福乃香で日本酒を仕込んでいる。
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