米価下落進む 前年比60kg▲1572円 令和3年産米2022年2月21日
農林水産省が2月18日に発表した令和3年産米1月の相対取引価格は、60kg1万2957円となり、米価下落が一段と進んでいる。
出回りの昨年9月は2年産にくらべ1200円安い60kg1万3255円だったが、月が進むにつれて下落し12月は1万2973円と1万3000円を下回った。さらに1月は▲89円の1万2884円となった。年産平均では前年産▲1572円の同1万2957円となった。▲11%の下落となった。
多くの銘柄で前年産比▲17%~▲13%低下しているが、銘柄によっては20%以上下落しているものもある。
価格は包装代や消費税相当額を控除すれば、米価は1万1800円程度となる。
販売数量は23万4411tで対前月比で135%となった。また、2年産の1月実績比では117%となった。コロナ禍が長引き、今年に入って重点実施措置が多くの県で発動されていることなどから、外食等での消費の減退を懸念する声も聞かれる。需給環境の改善に向けて、4年産米の作付けも3年産と同様、主食用以外への転換が求められることになる。
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