マジでコメ食いたくなる お米の魅力発信 JA全農 消費拡大に力2022年5月12日
JA全農は、国内の米消費拡大に向け令和4年度もネットでの広告やSNSなどを活用し消費者向けにPRに力を入れる。
2021(令和3)年度は▽「お米を食べると太る」という誤解の払拭、▽お米を食べたくなる機会の提案の2つを軸に消費拡大の取り組みを行った。
SNSはフォロワーが定着
ツイッターで平日は毎日米に関する情報を発信する「ライスライダーの米知識ッ!」は、生産者への取材、動画の制作、バケツ稲の取り組みなどで発信内容を充実させ、1.3万人のフォロワーが定着した。
「筋肉×ごはん RICE BODY」は、効果的な筋トレには米がいいということをHP等で情報発信した。柔道全日本体力強化部門長を務めたバズーカ岡田氏を監修者に起用。メイン動画の視聴回数は計14万件で筋トレに関心のある幅広い層に米の良さを発信した。
フライパン1つ手軽に調理ができて食材のバリエーションの豊富なことに着目し「週末はパエリアの日!」も昨年10月から発信し、ツイッターやスケジュール管理アプリへの広告出稿でHPの閲覧数は11月までに約3.5万件となった。物産展などで紹介すると「簡単に作れた。家で実践したい」との声も聞かれたという。
地味だけどおいしい弁当の情報「地味丼.com」も継続し、レシピの追加と著名料理家のインタビュー記事を掲載した。毎月1万件程度の堅調な閲覧実績があり、全農では簡便なレシピや弁当へのニーズがあるとしている。
一方、昨年は自分の好きな具材を好きなだけのせる「DEATH丼」を開発。タレントを起用したイベントで発表した。メディアで取り上げられ企画が広く認知、11月29日の「いい肉の日」には和牛を使用したDEATH丼を発表した。
そのほか幼稚園・保育園の幼児を対象に「ライスライダー」の着ぐるみによる動画の食育プログラムを制作するなどの「食育プログラム「ひとぶつ」も実施している。
また、米消費の増加が期待できる10~30代をターゲットとした米消費促進企画「#MK3」(マジでコメ食う3秒前)として21種類のレシピを動画化しSNSで発信するといったPRも行った。
JA全農ではこのように世代別にアピールポイントを変えてPR戦略を展開している。2022(令和4)年度も、米を食べたくなる動機付けに着目したPR企画と、食育やスポーツと食などお米の魅力発信を中心に消費拡大に取り組む。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(131)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年3月1日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(48)【防除学習帖】第287回2025年3月1日
-
農薬の正しい使い方(21)【今さら聞けない営農情報】第287回2025年3月1日
-
【青年大会特集座談会】国の礎「食」を支える自負を(2)京大藤井聡教授・田中均組合長・久保田治己氏2025年2月28日
-
【青年大会特集座談会】国の礎「食」を支える自負を(3)京大藤井聡教授・田中均組合長・久保田治己氏2025年2月28日
-
【米の食味ランキング】猛暑・残暑で西日本のランク落ち目立つ 徳島南部コシヒカリは初の「特A」2025年2月28日
-
【JA全国青年大会】JA青年の主張 最優秀賞に谷本弾さん(JAあきた北青年部)2025年2月28日
-
全農 政府備蓄米入札への応札方針決める2025年2月28日
-
(424)「米国農務省の長期見通し」雑感【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月28日
-
大谷翔平選手が「ファミリーマートおむすびアンバサダー」就任「ぼんご監修おむすび」新発売2025年2月28日
-
東北農林専門職大学、南東北クボタと「スマート農林業」で連携協定締結 山形県新庄市2025年2月28日
-
【役員人事】JA三井リース(4月1日付)2025年2月28日
-
「令和7年2月17日からの大雪」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年2月28日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」のJクレジットを媒介 農林中金2025年2月28日
-
農機の装備や販社連携、オンライン企画一体で農作業安全を推進 クボタ2025年2月28日
-
チラシやHP、SNSで農作業の安全を啓発 体験型研修も実施 ヤンマーアグリ2025年2月28日
-
安全装置を採用、機種別広報で農作業安全を啓発 三菱マヒンドラ農機2025年2月28日
-
農業女子プロジェクトや社外研修でも農作業安全を啓発 井関農機2025年2月28日
-
農業用窒素固定菌資材「エヌキャッチ」 キャンペーン ファイトクローム2025年2月28日
-
【役員人事】雪印メグミルク(4月1日付)2025年2月28日