ごはん食を「毎夕食」は66% 妊産婦への調査 米穀機構2022年6月15日
米穀機構は妊産婦のごはんの摂取状況をアンケート調査した。ごはん食を週5回以上の人は「夕食」で約66%だった。
令和3年4月から今年3月までに回答を集計した。回答者数は約1000人。
妊娠期を通じて食に関して気をつけていることは「栄養・健康にすぐれていること」が72.2%でもっとも多く、「簡単に作れること」51.7%、「安全であること」39.8%だった。米穀機構によると最近の傾向では「安全であること」より、「簡単に作れること」のほうが数値が上がっているという。
一方、日本政策金融公庫が実施している消費者動向調査での食の志向では、20歳代は「簡便性」志向、30歳代は「経済性」志向が強いことが示されており、妊産婦はやはり異なる傾向を示している。
ごはん食の魅力は「ごはんを主食とした食事はエネルギーとして消費されやすい割には満腹感がある」が43.3%、「ごはんは味が淡泊なので、どんなおかずとも合い、栄養バランスがとりやすい」が41.1%とこの2項目で全体の8割強を占めた。
「毎食(週7回)がごはん食」の割合は「朝食」13.4%、「昼食」16.7%、「夕食」31.2%で夕食は朝食のほぼ倍となっている。
「週5日以上」の割合は、「朝食」29.3%、「昼食」44.3%、「夕食」65.7%となった。米穀機構によると、昨年調査より「朝食」▲4.2ポイント、「昼食」▲2.6ポイント、「夕食」▲2.1ポイントとすべて減少している。とくに朝食での減少率が高い。
一日の炊飯回数は「1回」が50.5%ともっとも多く、「何日かに1回」が37.7%、「1日2回以上」が10.1%だった。
「何日かに1回」はこの3年間の調査でわずだが増えており、米穀機構はまとめ炊きをして冷凍保存しておく傾向が出ているのではないかとみている。
米穀機構は日本型食生活をベースに解説した小冊子「おいしい! かんたん! マタニティ食事レッスン 1日のごはんレシピ付」を母子衛生研究会とともに作成し、全国の自治体を通じて母子健康手帳などと配布している。小冊子ではこのアンケート結果も紹介している。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(118) -改正食料・農業・農村基本法(4)-2024年11月16日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (35) 【防除学習帖】第274回2024年11月16日
-
農薬の正しい使い方(8)【今さら聞けない営農情報】第274回2024年11月16日
-
【特殊報】オリーブにオリーブ立枯病 県内で初めて確認 滋賀県2024年11月15日
-
農業者数・農地面積・生産資材で目標設定を 主食用生産の持続へ政策見直しを JAグループ政策要請①2024年11月15日
-
(410)米国:食の外部化率【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月15日
-
値上げ、ライス減量の一方、お代わり無料続ける店も 米価値上げへ対応さまざま 外食産業2024年11月15日
-
「お米に代わるものはない」 去年より高い新米 スーパーの売り場では2024年11月15日
-
鳥インフル 米オレゴン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月15日
-
「鳥インフル 農水省、ハンガリー2県からの家きん・家きん肉等の輸入を14日付で一時停止」2024年11月15日
-
「鳥インフル 農水省、ハンガリー2県からの家きん・家きん肉等の輸入を13日付で一時停止」2024年11月15日
-
鳥インフル 米ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月15日
-
南魚沼産コシヒカリと紀州みなべ産南高梅「つぶ傑」限定販売 JAみなみ魚沼×トノハタ2024年11月15日
-
東北6県の魅力発信「食べて知って東北応援企画」実施 JAタウン2024年11月15日
-
筋肉の形のパンを無料で「マッスル・ベーカリー」表参道に限定オープン JA全農2024年11月15日
-
「国産りんごフェア」全農直営飲食店舗で21日から開催 JAタウン2024年11月15日
-
農薬出荷数量は3.0%減、農薬出荷金額は0.1%減 2024年農薬年度9月末出荷実績 クロップライフジャパン2024年11月15日
-
かんたん手間いらず!新製品「お米宅配袋」 日本マタイ2024年11月15日
-
北海道・あべ養鶏場「旬のりんごとたまごのぷりん」新発売2024年11月15日
-
日本各地のキウイフルーツが集まる「キウイ博」香川県善通寺市で開催2024年11月15日