米の価値見直し 登録者数5%増 パルシステムの予約登録米2022年6月17日
パルシステム生協連合会は6月16日、予約登録米の登録者数が前年比5%増の20万人となったと発表した。同会は穀物高騰で米の価値が見直されているのではないかとみている。
パルシステム連合会は、年間を通じて定期的に届ける「予約登録米」の利用を呼びかけている。
2022(令和4)年産は登録人数が約20万人で前年比5.7%増となり、点数も29万点と同2.7%と大きく伸びた。とくに有機栽培米は登録点数同5.9%増となった。
登録点数を精米重量換算すると年間で1万6597tで同2.7%増となる見込み。1人当たりの年間消費量で換算すると、約32.2万人分になる。
同会は世界的に穀物が高騰しているなか、国内消費量のほぼ全量を国内で生産している「米の存在が家庭で見直されている」とみる。
予約登録米は1993(平成5)年の大凶作をきっかけに95年から始まり、今年で28年目を迎える。田植えの段階で産地と1年間の契約を結び、4週に1度、定期的に登録者に米を届ける。
契約している産地では化学農薬や化学肥料にできるだけ頼らない米づくりをめざしている。田植え前から出荷が約束されていることから生産者は安心して米づくりに取り組むことができる。環境保全型の農業が広がり、次世代の生産者を育てる後押しにもなっている。
消費者にとっては、不作や震災などで調達が厳しくなったときも、登録者を優先して米を届ける。
同会は今後も組合員に理解と利用を呼びかけていくとしている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(118) -改正食料・農業・農村基本法(4)-2024年11月16日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (35) 【防除学習帖】第274回2024年11月16日
-
農薬の正しい使い方(8)【今さら聞けない営農情報】第274回2024年11月16日
-
【特殊報】オリーブにオリーブ立枯病 県内で初めて確認 滋賀県2024年11月15日
-
農業者数・農地面積・生産資材で目標設定を 主食用生産の持続へ政策見直しを JAグループ政策要請①2024年11月15日
-
(410)米国:食の外部化率【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月15日
-
値上げ、ライス減量の一方、お代わり無料続ける店も 米価値上げへ対応さまざま 外食産業2024年11月15日
-
「お米に代わるものはない」 去年より高い新米 スーパーの売り場では2024年11月15日
-
鳥インフル 米オレゴン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月15日
-
「鳥インフル 農水省、ハンガリー2県からの家きん・家きん肉等の輸入を14日付で一時停止」2024年11月15日
-
「鳥インフル 農水省、ハンガリー2県からの家きん・家きん肉等の輸入を13日付で一時停止」2024年11月15日
-
鳥インフル 米ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月15日
-
南魚沼産コシヒカリと紀州みなべ産南高梅「つぶ傑」限定販売 JAみなみ魚沼×トノハタ2024年11月15日
-
東北6県の魅力発信「食べて知って東北応援企画」実施 JAタウン2024年11月15日
-
筋肉の形のパンを無料で「マッスル・ベーカリー」表参道に限定オープン JA全農2024年11月15日
-
「国産りんごフェア」全農直営飲食店舗で21日から開催 JAタウン2024年11月15日
-
農薬出荷数量は3.0%減、農薬出荷金額は0.1%減 2024年農薬年度9月末出荷実績 クロップライフジャパン2024年11月15日
-
かんたん手間いらず!新製品「お米宅配袋」 日本マタイ2024年11月15日
-
北海道・あべ養鶏場「旬のりんごとたまごのぷりん」新発売2024年11月15日
-
日本各地のキウイフルーツが集まる「キウイ博」香川県善通寺市で開催2024年11月15日