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【北海道・東北】北海道 生育平年並み 2022年産水稲の状況 7月1日現在2022年7月11日

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農林水産省が7月8日に公表した「米に関するマンスリーレポート7月号」では2022年産水稲の7月1日現在の生育状況を特集している。地方自治体公表の情報を米穀機構情報部がまとめた。地域別に概要を紹介する。

【北海道】
6月15日現在の生育状況は低温と日照不足で停滞し、とくにオホーツク海側で影響が大きかったが、平年並みに推移している。

地域別では空知が平年並みで分げつ発生の順調。石狩は低温で生育は緩慢。後志は遅速は早1日。胆振は6月上旬は低温で生育が緩慢となったが、全体的な生育は平年並み。

渡島は茎数が平年より少ないが生育は平年並みに進んでいる。檜山はおおむね平年並で推移している。上川と留萌は平年並みに推移している。オホーツクは低温寡照で分げつが遅れている。

【青森県】
県が6月30日現在の生育状況を発表。「つがるロマン」は草丈が44.9センチで平年より0.8センチ短く、株当たりの茎数は26.3本で2.7本少ない。葉齢は9.3葉で0.1葉多かった。

「晴天の霹靂」は草丈が52.4センチで2.8センチ長く、株当たりの茎数は26.6本で0.4本多い。葉齢は8.6葉で0.2葉多かった。

「まっしぐら」は草丈が57.5cmで5.6cm長く、株当たりの茎数は31.2本で1.0本多い。葉齢は9.1葉で0.3葉多い。

【岩手県】
県が6月24現在の生育状況を発表。草丈は平年差-6.2~-11.8cmと短く、葉齢は同-0.1~-0.7葉と平年を下回っている。

茎数は平年比78~60%と平年を下回っているものの、6月中旬以降は気温、日照時間が平年を上回って推移したため、6月15日調査時の66~55%より回復しつつある。葉色はほぼ平年並で推移。

【宮城県】
6月20日現在の生育状況を発表。「ひとめぼれ」は、ほとんどのほ場で10日前に比べて茎数は平年値に近づいており、生育は回復傾向にある。

「だて正夢」はひとめぼれと同様に茎数は6月10日時点では平年比61%だったが、86%に増加している。「金のいぶき」は目標茎数の8割を超えているという。

【秋田県】
県は6月24日調査を発表。
秋田地域の「あきたこまち」は草丈が平年比94%、茎数は同84%、葉数は9.2葉で平年比+0.3葉となっている。

【山形県】
県は6月30日現在の生育状況を発表。6月前半は低温の影響で生育が遅延していたが、気温の上昇にともなって生育が回復。平坦部の「はえぬき」は平年と比較して草丈は長く、茎数は少なく、葉数は並み、葉色はやや濃くなっている。

「雪若丸」は指標値に比べ草丈はやや長く、茎数は多く、葉数はやや多く葉色は濃くなっている。6月下旬の高温と浅水管理の徹底によって茎数・葉色とも爆発的に上がっており、6月17日調査までとはまったく違っているという。

酒田飽海は茎数は平年比ではやや少ないが、指標穂数分の茎数は確保されており、ほとんどのほ場で6月上旬の生育停滞の影響は感じられなくなった、としている。水田農業研究所の6月29日の調査では「はえぬき」、「雪若丸」、「ひとめぼれ」で出穂が1~2日早まると予想されている。

【福島県】
6月7日の農業総合センターの調査結果によると、草丈は郡山市が平年並みから、やや長く、会津坂下町と相馬市で短くなっている。茎数は各地域ともやや少ない、少ないとなっている。主稈葉数は、郡山市と相馬市で平年より少なく、会津坂下町で平年並みとなっている。

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