人事2024 左バナー 
JA全農人事情報
左カラム_病害虫情報2021
新聞購読申込 230901
左カラム_コラム_正義派の農政論_pc
左カラム_コラム_米マーケット情報_pc
左カラム_コラム_地方の眼力_pc
左カラム_コラム_食料・農業問題 本質と裏側
左カラム_コラム_昔の農村・今の世の中_pc
左カラム_コラム_花づくり_pc
左カラム_コラム_グローバルとローカル_pc
左カラム_コラム_TPPから見える風景_pc
左カラム_コラム_ムラの角から_pc
241029 グレインSP SP
FMCセンターPC:ベネビア®OD
JA全中中央SP

水田の作付け転換 4.3万ha 目標より4000ha増 2022年産 農水省改定案2022年7月27日

一覧へ

農林水産省は7月27日に食料・農業・農村政策審議会食糧部会を開き、2021年7月から22年6月までに需要実績に基づく米の基本指針の改定案を示した。

水田の作付け転換 4.3万ha 目標より4000ha増 2022年産 農水省改定案

2021/22年の需要実績は前年の704万tから2万t減少し702万tとなった。6月末の民間在庫量は217万tで前年から約1万t減少した。

主食用米の需要量は18/19年の735万tが19/20年には714万tへ20万t
以上減少した。コロナ禍の影響で外食需要とインバウンド需要が減少したことが要因とされ、20/21年も10万t減少して704万tなった。

これに対し21/22年は前年比2万t減でとどまった。農水省によると外食、中食の需要が戻ったことや、その後、オミクロン株の感染拡大で外食需要などに影響は出たものの、家庭向けの小売りやネット販売も堅調で需要減の影響が緩和されたのではないかという。

一方、22/23年の需要量の見通しは1人当たりの消費量と人口で推計し692万tとした。米の総需要量は1963(昭和38)年の1341万tをピークに減少し2000年代に入ってからは800万t台となり減少を続けた。来年6月に見通しどおりに需要が確定すれば700万tを切ることになる。

2022年産の生産量の見通しは675万tで来年6月末の民間在庫量は200万tとなる。ただし、在庫のうち2020年産米に対する特別対策として6月末時点で9万tの長期保管が決まっているため、これを除くと来年6月末の民間在庫量は191万tとなる。

22年産米については需給環境を改善するため、21年産米の生産量(平年作696万t)から21万tの削減が必要とされ、面積では3.9万haの主食用以外への作付け転換が求められた。

最近における米の需要と価格の動向

農水省が調査している各都道府県の作付意向では4月末時点では3.5万haまで取り組みが進んでいることが分かったが、6月末に向けさらに飼料米への仕向けなどが必要とされた。その結果、6月末時点の調査では目標を4000ha上回る4万3000haとなった。数量換算では2万tとなるため基本指針では(注)で生産数量の見通しとして673万tも示している。

意向調査では、主食用米の作付けは「前年並み」が4月末時点の10県から7県へと減少。「前年より減少傾向」が37県から40県に増えた。減少傾向の40県のうち「1~3%程度減少傾向」は22県、「3~5%程度減少傾向」は15県、「5%超の減少傾向」は3県だった。

主食用以外の作物への転換では米粉用米、飼料用米、WCS用稲、麦、大豆をはじめ多くの品目で前年より増加傾向と回答している県が多い。

米の生産調整については、国は2018(平成30)年産から生産数量目標の配分を廃止した。それに代わり適正生産量を示してきたが、それを下回る見込みとなったのは初めて。ただ、今回の調査は各県からの聞き取り調査のため、実際の主食用米と飼料用米などの戦略作物の生産量見込みなどは秋の作況調査で明らかになる。

ただ、2021年産米の40万tを米穀周年供給事業で長期保管し、11月以降に販売するなど、2022年産の作付け転換と合わせて、「需給環境は改善してきた」と農水省はみている。

重要な記事

240918・シンジェンタライブラリー:右上長方形SP

最新の記事

DiSC:SP

みどり戦略

Z-GIS 右正方形2 SP 230630

注目のテーマ

注目のテーマ

JA共済連:SP

JA人事

JAバンク:SP

注目のタグ

topへ戻る