米価水準 「高くなる」見通し判断増える 7月調査結果2022年8月8日
米穀機構は8月4日、米取引関係者の需給などの見通し判断に関する調査結果(7月分)を発表した。
主食用米の需給動向についての現状判断DIは「37」で前月と変わらなかった。
見通し判断DIは「40」で前月からマイナス2ポイントとなった。
一方、主食用米の米価水準についての現状判断DIは「24」で前月からプラス2となった。また、向こう3月間の見通し判断DIは「56」で前月からプラス3となった。
米価の見通し判断DIは5月に「50」を超えて米価水準が高くなるという見方が前月より強まったが、3か月連続でその見方が強まっている。
7月の調査で関係者が判断を行うにあたって考慮した要因は、米穀の調達状況36%、国内の在庫水準32%、消費者の動向11%、国の政策9%などとなっている。
国の政策を考慮したという割合は4月では2%だが、6月、7月は9%へと上昇した。主食用からの作付け転換を国が推進していることや、6月末時点で必要とされる作付け転換面積3.9万haを超えて4.3万haとなったことなどが公表されたことが反映したとみられる。
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