米の消費 6か月連続で前年比増 米穀機構調査2022年10月27日
(公社)米穀安定供給確保支援機構(米穀機構)は10月25日、9月分の米の消費動向調査結果を発表した。
調査は全国の消費世帯モニターを対象に実施しており、9月のモニター世帯平均1人1か月当たりの精米消費量は4351gで対前年同月比で+0.7%となった。
家庭内消費量は3010gで同+0.6%、中食・外食の消費量は1341gで同+0.8%となった。
この調査では4月以降、6か月連続で対前年比増となっている。
調査は全国の消費世帯モニターを対象にインターネットを利用して実施した。9月分の有効調査世帯数は1626世帯。平均世帯人員は2.21人だった。
米穀機構によると消費量が前年同月より増える傾向が続いていることが示されているが、モニターとして調査に協力する世帯が対象であるなどから、米の全体的な消費実態を示しているとは必ずしもいえないとする。ただ、中食の伸びは確認できるという。
精米購入・入手経路は「スーパーマーケット」がもっとも多く51.0%を占めた。次いで「家族・知人などから無償で入手」が18.1%だった。このルートでの入手は8月調査では12.8%だったが、9月は割合が高まった。米穀機構は「新米のシーズンで実家などから送られたなどケースが増えたのではないか」と見ている。なお、「インターネットショップ」による購入は7.6%とだが、購入ルートしてはスーパーマーケットについで2番目となっている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(138)-改正食料・農業・農村基本法(24)-2025年4月19日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(55)【防除学習帖】第294回2025年4月19日
-
農薬の正しい使い方(28)【今さら聞けない営農情報】第294回2025年4月19日
-
若者たちのスタートアップ農園 "The Circle(ザ・サークル)"【イタリア通信】2025年4月19日
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日
-
森林価値の最大化に貢献 ISFCに加盟 日本製紙2025年4月18日