米の需給 緩和から均衡へ 約3年ぶり 関係者判断 米穀機構2022年11月8日
米穀機構は11月7日、米の需給動向や価格水準などに関する取引関係者の判断についての調査結果を発表した。10月の調査結果では需給が緩和の見通しから締まる見通しが増えていることが示された。
主食用米の需給動向の現状判断DIは前月から7ポイント増えて46となった。関係者の間で需給が締まっているという見方が強まっていることが示された。
また、向こう3か月の需給動向見通しDIについても前月から8ポイント増えて50となった。
DIは100に近づくほど需給が「締まる」という見方が前月より強くなっていることを示す。50は均衡点となるが、50だったのは2019年の12月調査で、それ以降、指数は50を下回り、2020年から21年9月ごろまでは指数が20前後となるなど、関係者の判断は需給は「緩む」との見方が続いていた。それが今年6月以降は40を超えるなど需給は締まるとの見方が強まっていた。指数が50となったのは2年10か月ぶり。
米価水準についての現状判断DIは前月から9ポイント増えて40、向こう3か月の見通し判断は前月と同じ63となった。米価は高くなるという見通し判断が続いている。
今回の判断を行うためにおもに考慮した要因として「作柄」が17%と大きく増えた。前月は8%でほぼ倍増したことになる。2022年産の生産量見込みは670万3000tで前年産に比べ30万4000tの減少が見込まれている。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】モモほ場で「モモ果実赤点病」県内で初めて確認 愛知県2024年12月27日
-
【特殊報】ブドウにシタベニハゴロモ 県内の果樹園地で初めて確認 富山県2024年12月27日
-
【注意報】かぼちゃにアブラムシ類 八重山地域で多発 沖縄県2024年12月27日
-
米輸入めぐるウルグアイ・ラウンド(UR)交渉 過度な秘密主義に閣僚も「恥」 1993年外交文書公開2024年12月27日
-
1月の野菜生育状況 さといも以外の価格 平年を上回る見込み 農水省2024年12月27日
-
(416)「温故知新」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年12月27日
-
東京23区の12月の消費者物価 生鮮食品の前年同月比は2桁増2024年12月27日
-
JA全農あきたがスマート農業研修会 農機・担い手合同は初2024年12月27日
-
【農協時論】石破新政権へ期待と懸念 地方創生自任し民主的な議論を 今尾和實・協同組合懇話会代表委員2024年12月27日
-
ブランドかんきつ「大将季」登場 銀座三越で「鹿児島の実り」開催 JA全農2024年12月27日
-
「鹿児島県産 和牛とお米のフェア」東京・大阪の飲食店舗で開催 JA全農2024年12月27日
-
【世界の食料・協同組合は今】化石補助金に対する問題意識(1)循環型社会 日本が先導を 農中総研・藤島義之氏2024年12月27日
-
【世界の食料・協同組合は今】化石補助金に対する問題意識(2)化石資源補助削減が急務に 農中総研・藤島義之氏2024年12月27日
-
【人事異動】日本農産工業(2025年4月1日付)2024年12月27日
-
TNFDを始める企業必見 農林中金・農中総研と共同セミナー開催 八千代エンジニヤリング2024年12月27日
-
「産直白書2024年版」刊行 記録的な猛暑で農業の難しさが顕著に 農業総研2024年12月27日
-
農林中金 医療メーカーのニプロとソーシャル・ローン契約 10団体とシンジケート団2024年12月27日
-
協同組合振興研究議員連盟に国会決議を要請 IYC全国実行委員会2024年12月27日
-
2025国際協同組合年全国実行委員会がSNSで情報発信2024年12月27日
-
インターナルカーボンプライシング導入 井関農機2024年12月27日