県産米「富富富」生む源泉 水の循環を守る取り組み始動 富山県2022年11月9日
富山県は、雄大な自然の恵みをうけて育つ県産米「富富富」を通して、美味しさの源泉にある水の循環を守る新たな取り組みを開始。その第一弾として、地元の子どもに富山の水と美味しいお米の理由を伝えることをテーマに開かれたワークショップの模様を紹介する新CM「ふふふ先生」篇を11月7日に公開した。
日本の屋根・立山連峰に降りつもった雪がとけた清冽な水と、急峻な川に運ばれた肥沃な土をたたえる富山平野の大地。富山の先人が培ってきた米づくりの技術と叡智がつぎ込まれた「富富富」は、米づくりに大切な要素が全てそろった富山の地で育まれている。
富山県産米「富富富」
富山県は、自然環境が守られていくことで「富富富」の美味しさは続いていくという考えから、"水の循環を伝える・守っていく"新たな取り組みを始めた。今後は、様々なジャンルの有識者と「美味しいお米」や「お米とサスティナビリティ」について議論するほか、地域の子どもや学生と「富山の水」について学ぶ場をつくり、その内容を記事や動画で発信。地元だけでなくより多くの人々と「食と自然の循環」について考える機会をつくる。
その第一弾として、5ツ星お米マイスターの澁谷梨絵さんを招き、下堀こども園でワークショップを開催。園児が自分でおにぎりをつくるという過程で、富山の自然を知り、お米について知る取り組みで、その模様を編集したCMを公開している。
園児向けワークショップ「ごはんパワー教室」では、澁谷さんが紙芝居で「お米の種類」や「お米ができる過程」「美味しいお米ができる理由」、そして「水の循環」について説明。その後、園児たちは収穫されたばかりの稲に触れた。さらに、炊き立てのごはんを自分の手で握り「オリジナルおにぎり」づくりに挑戦。多くの園児が家でおにぎりをつくったことがあると話していたが、いろんなことを学んでつくるおにぎりは特別だったようで、「いつもよりお米が美味しい」と声が上がっていた。
新CM「ふふふ先生」篇から
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】モモほ場で「モモ果実赤点病」県内で初めて確認 愛知県2024年12月27日
-
【特殊報】ブドウにシタベニハゴロモ 県内の果樹園地で初めて確認 富山県2024年12月27日
-
【注意報】かぼちゃにアブラムシ類 八重山地域で多発 沖縄県2024年12月27日
-
米輸入めぐるウルグアイ・ラウンド(UR)交渉 過度な秘密主義に閣僚も「恥」 1993年外交文書公開2024年12月27日
-
1月の野菜生育状況 さといも以外の価格 平年を上回る見込み 農水省2024年12月27日
-
(416)「温故知新」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年12月27日
-
東京23区の12月の消費者物価 生鮮食品の前年同月比は2桁増2024年12月27日
-
JA全農あきたがスマート農業研修会 農機・担い手合同は初2024年12月27日
-
【農協時論】石破新政権へ期待と懸念 地方創生自任し民主的な議論を 今尾和實・協同組合懇話会代表委員2024年12月27日
-
ブランドかんきつ「大将季」登場 銀座三越で「鹿児島の実り」開催 JA全農2024年12月27日
-
「鹿児島県産 和牛とお米のフェア」東京・大阪の飲食店舗で開催 JA全農2024年12月27日
-
【世界の食料・協同組合は今】化石補助金に対する問題意識(1)循環型社会 日本が先導を 農中総研・藤島義之氏2024年12月27日
-
【世界の食料・協同組合は今】化石補助金に対する問題意識(2)化石資源補助削減が急務に 農中総研・藤島義之氏2024年12月27日
-
【人事異動】日本農産工業(2025年4月1日付)2024年12月27日
-
TNFDを始める企業必見 農林中金・農中総研と共同セミナー開催 八千代エンジニヤリング2024年12月27日
-
「産直白書2024年版」刊行 記録的な猛暑で農業の難しさが顕著に 農業総研2024年12月27日
-
農林中金 医療メーカーのニプロとソーシャル・ローン契約 10団体とシンジケート団2024年12月27日
-
協同組合振興研究議員連盟に国会決議を要請 IYC全国実行委員会2024年12月27日
-
2025国際協同組合年全国実行委員会がSNSで情報発信2024年12月27日
-
インターナルカーボンプライシング導入 井関農機2024年12月27日