2022年産米 作況「100」 収穫量670万2000tの見込み 10月25日現在2022年11月10日
農林水産省は11月9日、2022(令和4)年産水稲の10月25日現在の予想収穫量を公表した。作況指数は全国で「100」。9月25日現在の見込みと変わっていない。
水稲の作付面積(子実用)は135万5000haで前年産に比べ4万8000ha減少した。うち主食用作付面積は125万1000haで同5万2000ha減少した。9月25日現在と変わっていない。
全国の10a当たりの予想収穫量は537㎏が見込まれ、予想収穫量は727万で前年産に比べ29万3000tの減少が見込まれる。
このうち主食用米の予想収穫量は670万2000tで9月25日現在の予想より1000tの減少となり、前年産に比べ30万5000tの減少見込みとなった。各都道府県の10a当たり予想収穫量に一部で変動があったために減少した。
9月25日現在と比べ近畿では作況指数が1ポイント上昇し「102」となった。9月下旬と10月中旬の天候に恵まれ粒の肥大や充実が促進した。
一方、秋田県では予想以上の出穂期以降の日照不足で粒の肥大が抑制され、さらに降雨で倒伏が拡大したことなどから作況指数が1ポイント低下し「95」となり、東北で「98」となった。
九州は9月中旬の台風14号による登熟への影響があったことから1ポイント低下し「98」となった。
10月25日現在の全国平均の1.85mm以上の玄米の重量割合は95.7%と見込まれ、直近5か年平均値と同様となっている。
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