【年頭あいさつ 2023】雜賀慶二 東洋ライス 代表取締役2023年1月3日
雜賀慶二
東洋ライス 代表取締役
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
さて、昨年は、コメに関して世紀の大発見がありました。それは、コメにしか存在せず、他の食品には全く含有されていない五件もの『未知の成分』と、「モミラクトン」という成分の発見です。これら六つの成分は、①玄米には多く、精米加工で糠層を含む要部などを除去していく過程で減少し、白米にはほとんど含有されていない、②金芽ロウカット玄米には多量に含有されている、③糠層が除去されていても、亜糊粉層等が残存している金芽米には多く含有していること、等も判ったのです。さらに昨年は、②③のコメを継続して摂取してきた複数の企業において年間医療費が下がったり、金芽米を給食に提供されてきた複数の保育園の園児らのインフルエンザや新型コロナウイルス感染率が極めて低いことも判りました。即ち、コメは加工技術によって、単なる食材から、我々日本人にとって健康な人生を送れる「比類なき薬効食品」へと生まれ変わったのです。
これまで、我が国の食材の中で、加工の仕方によって人命に関わるような特別食材として、フグは昔から知られていましたが、実は、コメも昭和三十年頃より、肝心の部分が削られてしまったことで、今日の医療費の膨張を招いているのです。つまり、フグは毒を除去する加工が、コメは健康に良い部分を残す加工が、人々の健康に不可欠な特別食材であったのです。
本年、弊社では、同じ志を持つ全国の大手米穀企業二十数社をはじめ、自治体、流通業者、生産者、さらには消費者の方々にも参画頂きコンソーシアムを結成し、特別食材を正しく加工したコメの迅速な普及に乗り出すこととし、社会運動となるよう本格的な活動を進めて参ります。
その中で、特に日本の未来を担う子ども達、また子どもを育む妊産婦の方々や、元気で活躍して頂きたい自衛隊の方々に優先的かつ利益抜きで医食同源のコメを提供していく所存です。
本年もよろしくご指導、ご鞭撻の程、お願い申し上げます。
重要な記事
最新の記事
-
米農家(個人経営体)の「時給」63円 23年、農業経営統計調査(確報)から試算 所得補償の必要性示唆2025年4月2日
-
移植水稲の初期病害虫防除 IPM防除核に環境に優しく(1)【サステナ防除のすすめ2025】2025年4月2日
-
移植水稲の初期病害虫防除 IPM防除核に環境に優しく(2)【サステナ防除のすすめ2025】2025年4月2日
-
「令和の百姓一揆」と「正念場」【小松泰信・地方の眼力】2025年4月2日
-
JAみやざき 中央会、信連、経済連を統合 4月1日2025年4月2日
-
サステナブルな取組を発信「第2回みどり戦略学生チャレンジ」参加登録開始 農水省2025年4月2日
-
JA全農×不二家「ニッポンエール パレッティエ(レモンタルト)」新発売2025年4月2日
-
JA農業機械大展示会 6月27、28日にツインメッセ静岡で開催 静岡県下農業協同組合と静岡県経済農業協同組合連合会2025年4月2日
-
【役員人事】農林中金全共連アセットマネジメント(4月1日付)2025年4月2日
-
【人事異動】JA全中(4月1日付)2025年4月2日
-
【スマート農業の風】(13)ロボット農機の運用は農業を救えるのか2025年4月2日
-
外食市場調査2月度 市場規模は2939億円 2か月連続で9割台に回復2025年4月2日
-
JAグループによる起業家育成プログラム「GROW&BLOOM」第2期募集開始 あぐラボ2025年4月2日
-
全国産直食材アワードを発表 消費者の高評価を受けた生産者を選出 「産直アウル」2025年4月2日
-
九州農業ウィーク(ジェイアグリ九州)5月28~30日に開催 RXジャパン2025年4月2日
-
「JPFA植物工場国際シンポジウム」9月1、2日に開催 植物工場研究会2025年4月2日
-
耕作放棄地を解消する「えごまプロジェクト」の寄付開始 長野県南木曽町と「さとふる」2025年4月2日
-
2025年クボタグループ入社式を開催2025年4月2日
-
【役員人事】農林中金ファシリティーズ(4月1日付)2025年4月2日
-
【役員人事】PayPay証券(4月1日付)2025年4月2日