有機農業生産者と取り組み 転換期間中「有機米粉」ミズホチカラ発売 ハニーマザー2023年2月16日
神戸のハニーマザーが運営する米粉の焼き菓子や甘酒を使ったジェラートなど、お米の新たな楽しみ方を発信するブランド「田田田堂」(兵庫県神戸市)は2月15日、兵庫県産の米「有機ミズホチカラ」(転換期間中)の製菓・製パン用米粉を発売する。
「有機米粉」ミズホチカラ(製菓・製パン用)
農作物が有機JAS認証を獲得するには、農薬や化学肥料を使わない有機農業に転換してから約3年の移行期間が必要で、それが生産者にとってひとつのハードルとなっている。今回の取り組みでは、生産者がそのハードルを乗り越え、安心して環境配慮型農業に取り組めるよう、転換期間中もメーカーが買い支える。
多用途に利用可能な品種として九州で開発された「ミズホチカラ」は、通常のうるち米に比べて粘りが少なく、現在では製菓・製パン用の米粉に多く活用されている。ミズホチカラで焼いたパンは膨らみがよく、腰折れ(焼成後変形)も少ない。田田田堂は、パートナー生産者である兵庫県多可郡多可町の藤岡農場と二人三脚で、国内でほとんど例がない有機JAS基準のミズホチカラ栽培の輪を広げ、土壌を次世代につないでいく。
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