飼料用米多収日本一 10a916㎏ 長戸北部営農組合 木村透さん(茨城)2023年3月29日
農林水産省と(一社)日本飼料用米振興会は3月28日、2022(令和4)年度「飼料用米多収日本一」の受賞者を発表した。
「単位収量の部」で農林水産大臣賞を受賞したのは茨城県龍ヶ崎市の農事組合法人長戸北部営農組合(木村透代表理事)。品種は「オオナリ」と「北陸193号」。作付け面積は31haで10a当たり単収は916kgを達成した。
多収性や耐倒伏性に優れた品種の選定、育苗から収穫までの一連の作業で省力化とコスト低減に取り組み、地域の養豚業者との耕畜連携も行っていることなど高く評価された。
その他の受賞者は以下の通り。
〇農産局長賞:(株)山中農産(山中哲大代表)(埼玉県加須市)
品種(1):みなみちから
作付面積(2):1.36ha
単収(3):881kg
〇全国農業協同組合中央会会長賞:農事組合法人ふながわ(代表者 由井久也)(富山県朝日町)(1):やまだわら
(2):6.07ha
(3):871kg
〇全国農業協同組合連合会会長賞:香山行徳(茨城県常総市)
(1):ほしじるし
(2):3.71ha
(3):799kg
〇協同組合日本飼料工業会会長賞:高杉伸悦(青森県五所川市)
(1):ゆたかまる
(2):3.71ha
(3):811kg
〇日本農業新聞賞:福士浩樹(青森県五所川原市)
(1):ゆたかまる
(2):10.74ha
(3):818kg
「地域の平均単収からの増収の部」で農林水産大臣賞を受賞したのは埼玉県深谷市の小久保栄一さん。品種は「北陸193号」で作付け面積は3.56ha。地域平均単収からの増収は373kgだった。多収性や耐倒伏性に優れた品種選定が行われた。畜産農家から入手した鶏糞を施用する耕畜連携の取り組みとともに、化学肥料の不使用や減農薬など環境に配慮した取り組みが高く評価された。
その他の受賞者は以下の通り。
〇農産局長賞:永松英昭(佐賀県白石町)
品種(1):ミズホチカラ
作付面積(2):1.37ha
地域平均単収からの増収(3):225kg
〇全国農業協同組合中央会会長賞:倉持信雄(茨城県常総市)
(1):ほしじるし、にじのきらめき
(2):9.78ha
(3):310kg
〇全国農業協同組合連合会会長賞:氏家信夫(宮城県栗原市)
(1):萌えみのり
(2):2.39ha
(3):238kg
〇協同組合日本飼料工業会会長賞:海地博志(山口県山口市)
(1):北陸193号、みなみちから
(2):2.28ha
(3):240kg
〇日本農業新聞賞:農事組合法人祖父江営農 佐竹利一代表理事(岐阜県養老町)
(1):北陸193号、みなみちから
(2):17.31ha
(3):247kg
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