「米」で国産ヴィーガンレザー バイオマス素材「ライスレジン」採用2023年4月7日
米由来のバイオマスプラスチック「ライスレジン」などを製造・販売するバイオマスレジンホールディングスは、アパレルなど副資材メーカーのコバオリ(京都市北区)が開発する新時代のヴィーガンレザー「Rice Leather(ライスレザー)」の原料として「ライスレジン」が採用されたことを発表した。
ライスレジン
バイオマスレジンホールディングスが開発する米由来のバイオマスプラスチック「ライスレジン」は、国内で生産された米で食用に適さない古米や屑米など廃棄予定の米を70%まで配合し、独自の混錬技術で開発されたバイオマス素材。加えて「ライスレジン」の原料となる米の一部は、耕作放棄地を活用し作付された米が使われている。
コバオリは、プラスチック製の衣類タグから包装用の箱や袋などの製品開発を通じてブランドの価値向上に取り組んでおり、近年のサスティナブルな社会作りに向けて、環境配慮型の素材を用いた製品開発がテーマになっていた。「ライスレジン」は、海外で生産される素材と比較し、輸出時のCO2排出が抑えられ、環境・社会課題解決に繋がる新素材として「ライスレザー」の素材であることから、同社の製品作りに採用された。
コバオリが発売する「ライスレザー」製の財布
コバオリは、環境に配慮したものづくりによるバッグブランド「FUMIKODA(フミコダ)」から4月11日に「ライスレザー」製の財布を発表する。
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