約1400点の日本酒が集結 外国人観光客も多数来場「日本酒フェア2023」開催 日本酒造組合中央会2023年6月22日
日本酒、本格焼酎・泡盛、本みりんの全国約1700の酒類メーカーが所属する日本酒造組合中央会は6月16日、17日の2日間、池袋・サンシャインシティで世界最大級の日本酒イベント「日本酒フェア2023」を開催。今回は日本酒ファンや訪日外国人観光客など約4500人が来場した。
「全国日本酒フェア」会場の様子
「日本酒フェア2023」は、「令和4酒造年度全国新酒鑑評会 公開きき酒会」と「第15回全国日本酒フェア」で構成され、チケット前売販売が早々に完売するなど、事前より期待が高まっていた。「全国日本酒フェア」では45都道府県等がそれぞれテーマを設け、約1000点の日本酒が集まり、来場者に、その多様性や魅力を紹介。「公開きき酒会」は、全国新酒鑑評会入賞酒約400点を試飲できる唯一の機会として日本酒の奥深さを堪能する機会となった。
当日は、多くの訪日外国人観光客も来場。このイベントに合わせて来日したアメリカ人の男性は、「ニューヨークの日本食のレストランで日本酒を知った。今回、仲間と共に楽しんだ日本酒をアメリカの友達や家族に紹介します」と仲間と日本酒体験を共有できた喜びを語っていた。一方、東京の20代の女性は、「これだけ全国の蔵元と日本酒が一同に会するイベントがないので色々な日本酒が飲めてうれしい。地域の特長もよくわかった」とコメント。海外での日本酒人気の高まりと従来の日本酒ファンに加え若い層への広がりが伺えた。
会場で実施された「公開きき酒会」
さらに、日本酒の歴史文化、飲み方・楽しみ方など、様々なテーマの日本酒セミナーも同時開催。一部のセミナーのライブ配信や、45都道府県等のブースの様子や紹介をYouTubeLIVE配信するなど、来場できなかった日本酒ファンに向けてネット配信された。
日本酒造組合中央会の佐浦弘一副会長は「日本酒の酒蔵は、全国に散らばっていて、地域の歴史、文化、風土とともに育まれてきた。特に日本酒を知ることはその土地の食文化を知ること。日本酒フェアに来て、日本酒に触れたら、次は、それを造る酒蔵を訪れて、その地域の食文化や風土に触れてほしい」と日本酒に関心を持つ国内外の人にアピールした。
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