長野県南箕輪村、JA上伊那と包括携協定を締結 東洋ライス2023年7月7日
長野県南箕輪村、JA上伊那、東洋ライスは、7月6日付で3者による包括連携協定を締結。同協定により、南箕輪村産のコメ「風の村米だより」を東洋ライス独自の精米技術により、美味しさと栄養を両立した「金芽米(きんめまい)」に加工し、これを活用した農業振興、村民の健康増進、食育推進などに協同で取り組む。
今後の具体的な取り組みとして、11月1日から、マタニティ応援施策をスタート。村内の妊婦約150人(年間)を対象に、妊娠届を提出する際に「JA直売施設あじ~な」で受け取れる金芽米5キロの引換券を配布する。また、体調などに関するアンケートに協力できる人を対象に、出産月まで毎月最大10キロの金芽米を提供。解析データを村民の健康増進に役立てる。
南箕輪村では、農業振興と健康増進を目指し、JA上伊那および村内唯一の農事組合法人「まっくんファーム」と連携。減農薬、無化学肥料で栽培されるコシヒカリを「風の村米だより」としてブランド化し、県内外で展開してきた。令和元年からは、東洋ライスが加わり、金芽米への加工推進を通じた健康増進とブランド力向上を図っている。さらに、令和3年産からは、「まっくんファーム」で栽培される「風の村米だより」全ての土壌に「米の精」を使用。土壌を豊かにすることで生まれる高酵素のコメ栽培に取り組むなど、環境と人に優しい循環型農業を確立している(年間収量約250トン)。
また、村民の健康増進施策として、全ての小中学校、保育園および療育施設の給食で提供されるごはんに金芽米を使用。村内の小学校2校、中学校1校(どちらも令和2年11月~)、保育園など6園(本年4月~)の計2174人の子どもたち(令和5年6月1日現在)が、給食を通じて金芽米を食べるようになった(年間約20トン)。
今後は、3者を中心に取り組みの幅を更に拡大し、①村内全世代への金芽米提供の実現および健康増進等、②「風の村米だより」の原料供給および連携先の発掘、③②に伴う生産量増加および農業担い手の育成、④「米の精」活用による農畜産物のブランド化および持続可能な農業の確立等を目指す。
◎包括連携協定における連携事項
農業振興に関すること
健康増進に関すること
食育推進に関すること
子育て・教育に関すること
地域福祉向上に関すること
情報発信に関すること
その他上記事項に付随すること
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(118) -改正食料・農業・農村基本法(4)-2024年11月16日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (35) 【防除学習帖】第274回2024年11月16日
-
農薬の正しい使い方(8)【今さら聞けない営農情報】第274回2024年11月16日
-
【特殊報】オリーブにオリーブ立枯病 県内で初めて確認 滋賀県2024年11月15日
-
農業者数・農地面積・生産資材で目標設定を 主食用生産の持続へ政策見直しを JAグループ政策要請①2024年11月15日
-
(410)米国:食の外部化率【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月15日
-
値上げ、ライス減量の一方、お代わり無料続ける店も 米価値上げへ対応さまざま 外食産業2024年11月15日
-
「お米に代わるものはない」 去年より高い新米 スーパーの売り場では2024年11月15日
-
鳥インフル 米オレゴン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月15日
-
「鳥インフル 農水省、ハンガリー2県からの家きん・家きん肉等の輸入を14日付で一時停止」2024年11月15日
-
「鳥インフル 農水省、ハンガリー2県からの家きん・家きん肉等の輸入を13日付で一時停止」2024年11月15日
-
鳥インフル 米ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月15日
-
南魚沼産コシヒカリと紀州みなべ産南高梅「つぶ傑」限定販売 JAみなみ魚沼×トノハタ2024年11月15日
-
東北6県の魅力発信「食べて知って東北応援企画」実施 JAタウン2024年11月15日
-
筋肉の形のパンを無料で「マッスル・ベーカリー」表参道に限定オープン JA全農2024年11月15日
-
「国産りんごフェア」全農直営飲食店舗で21日から開催 JAタウン2024年11月15日
-
農薬出荷数量は3.0%減、農薬出荷金額は0.1%減 2024年農薬年度9月末出荷実績 クロップライフジャパン2024年11月15日
-
かんたん手間いらず!新製品「お米宅配袋」 日本マタイ2024年11月15日
-
北海道・あべ養鶏場「旬のりんごとたまごのぷりん」新発売2024年11月15日
-
日本各地のキウイフルーツが集まる「キウイ博」香川県善通寺市で開催2024年11月15日