予約登録米「サステナブル★セレクション2023」で二つ星認定 パルシステム2023年7月19日
パルシステムは、7月18日に発表された「サステナブル★セレクション2023」で、「予約登録米」が二つ星認定を受けた。利用者が田植え前に年間の定期購入を予約することで、有機や減農薬栽培の米生産を応援する仕組みが「サステナブルな理念と手法のサービス」として選定された。
予約登録米の産地の一つであるJA佐渡
「サステナブル★セレクション」は、サステナビリティの情報を発信する株式会社オルタナと一般社団法人サステナ経営協会の共催で、認定により社会やマーケットでの存在感を高めることを目的とする制度。サステナブルな理念と手法で開発された製品・サービスを選定している。
パルシステムの「予約登録米」は、サービスの持続可能性を評価する一つ星に加え、パルシステムの持続可能な経営推進を評価する二つ星が認定された。2020年から始まった同制度で、二つ星認定された生活協同組合はパルシステムが初となる。
パルシステムの「予約登録米」は、田植えの段階で利用者自身が年間の定期購入を予約することで、秋の新米収穫以降、4週に1度届けられる。1993年の冷害による米不足を契機に1995年から始まったサービスで、今年で29年目を迎えた。大規模災害などで調達が厳しいときも登録者を優先して届ける、生産・消費ともに持続可能なシステムとなっている。
予約登録米は、多くの産地で化学合成農薬や化学肥料にできるかぎり頼らない栽培を目指し、田植え前から出荷が約束されていることで、生産者は安心して米を栽培。利用を通して環境保全型の農業が地域に広がるほか、次世代の生産者を育てるあと押しになるなど、さまざまな役割を果たしている。
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