岡山の幻の酒米「雄町」で醸した全国の日本酒が集合「第14回雄町サミット」開催2023年7月20日
岡山県は8月1日、日本酒の魅力を伝える2つのイベントをホテル椿山荘東京で開催。県内14蔵元が集結して試飲とトークを繰り広げる『岡山蔵元大集結』と、 "幻の酒米「雄町」で醸した全国のお酒が集まる 『第14回雄町サミット』で参加申し込みを受け付けている。
岡山県では、温暖な気候と恵まれた風土のもと、北部の中国山地から吉備高原、肥沃な南部の平野で多彩な岡山米が古くから栽培されてきた。杜氏の匠の技と、良質な酒米、三大一級河川が運ぶ清らかな水に恵まれた岡山の地酒は、海外でも高く評価されている。
岡山県が生産量の約95%を占める酒米「雄町」は、1859(安政6)年に備前国上道郡高島村字雄町(現岡山市中区雄町)の農家が発見した酒米で、栽培が難しく一時生産量が激減したことから"幻の酒米"と呼ばれる。
近年は酒蔵の根強い要望により生産量が回復し、全国の酒蔵で使われるようになり、雄町の酒を愛する"オマチスト"と自称するファンがあらわれるほどの人気に。150年以上もほぼ絶えることなく栽培され、高配されずに純血を保っている酒米は全国でも珍しく、「山田錦」や「五百万石」は「雄町」の血統を引き継いだ品種といえる。
岡山県の酒米「雄町」で醸した日本酒
『岡山蔵元大集結』では、「雄町」に持論を持つ造り手や蔵元が登壇してトークセッションを行うほか、岡山が誇る酒米「雄町」の酒を中心に届ける試飲会を実施。
また、『第14回雄町サミット』では、「唎き酒会」(飲食店・酒販店・酒造会社等限定)を行うほか、一般も参加できる歓評会の審査発表、懇親会を開催する。いずれも、「雄町」で醸されたお酒を中心に、岡山県の酒の魅力を伝える。
◎岡山蔵元大集結~お江戸に再び、雄町どうさまです!
日時:8月1日 12:00~16:00(受付開始11:30~)
会場:ホテル椿山荘胡蝶(バンケット棟1F)
対象:酒類流通関係者、料飲店関係者、メディア関係者等
定員:250人
参加方法:下記HPから申込期限:7月24日 17:00
参加酒蔵:宮下酒造、板野酒造場、室町酒造、利守酒造、三冠酒造、十八盛酒造、熊屋酒造、菊池酒造、平喜酒造、丸本酒造、嘉美心酒造、山成酒造、白菊酒造、辻本店
◎第14回雄町サミット
<第一部:唎き酒会(完全入替制)>
時間:1回目/12:30~14:002回目/14:20~15:50
会場:雅(バンケット棟4F)
対象:飲食店、酒販店、酒造会社等、酒類業務関係者
参加費:1000円/回
申込期限:7月25日
<歓評会審査発表/講評>
時間:16:00~17:20
会場:グランドホール椿2(バケット棟5F)
対象:誰でも参加可能
参加費:無料
<第二部:懇親会(立食形式)>
時間:18:00~20:30
会場:グランドホール椿1(バンケット棟5F)
対象:誰でも可、入場券販売有
参加費:前売=6000円(チケットぴあ)当日=8000円
定員:400人
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