福井の2023年産米の仮渡金(概算金)1500円増 2年連続の引き上げ2023年9月11日
JA福井県は、県内の各JAに示した2023年産米の仮渡金(概算金)を、「コシヒカリ」、「ハナエチゼン」、高価格帯の米「いちほまれ(エコ栽培)」で2022年産米に比べて60キロ当たり1500円増額し、2年連続の引き上げとなることが明らかになった。
JA福井県が県内の各JAに示した2023年産米の仮渡金(概算金)は、「コシヒカリ」が1万2700円、「ハナエチゼン」と「あきさかり」が1万1200円、高価格帯の米「いちほまれ(エコ栽培)」が1万4000円と、いずれも1500円増額となる。
今回の仮渡金の引き上げについて、JA福井県の米穀担当者は「資材、燃油、肥料の高騰など生産コスト上昇を反映した」という。
収穫する時期が一足早いことが特徴で、すでに刈り取りを終えた「ハナエチゼン」や、刈り取りが始まった「コシヒカリ」などの作柄は、「高温、少雨の影響を受けて全体的に小粒で白っぽいものが目立つ」と、白未熟となっているものがあると話す。
これから収獲が始まる「あきほまれ」も同様に、昨年よりも2等米が増え、1等米比率は下がると見ているとのことで、今夏の高温・少雨の影響が全体の作柄に及ぶ見込みという。
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