ロボット技術を活用「WORKROID米」初収穫 米作りの労働時間を大幅削減 テムザック2023年9月28日
テムザックは、ロボット技術を用いた「WORKROID農業」を実践中の宮崎県延岡市内のほで、第1回目の収穫を実施。米作りの労働時間を大幅削減し、土地に張り付かない農業を実現しながら1反辺り400キロ弱の米を収穫した。
ドローンによる播種
「WORKROID農業」は、同社が実施する、農業経験のない人でも取り組める省力化農業。今年春から、雑草抑制&遠隔監視ロボット「雷鳥1号」を投入し、ドローンによる播種作業を実施。また、水管理システムの運用などを最大限活用し、米粉用米の水稲直播栽培に取り組んできた。
米作りにかけた労働時間は、既存農業と比べ大幅に削減しながら、無事稲穂が実り、1反辺り400キロ弱を収穫。これにより、WORKROID農業がめざす「省力化」「土地に張り付かない農業」などを実現できる可能性を確認した。今後は収穫ロボットなども開発し順次投入するとともに、収穫したWORKROID米を製粉し米粉にすることで、6次産業化の仕組みづくりにも挑戦する。
雑草抑制&遠隔監視ロボット「雷鳥1号」を投入
テムザックは、長年培ってきたロボット技術を活かし農業課題を解決するため、2022年12月に、延岡市、北浦農業公社と連携協定を締結。今年4月には、延岡市に農業ロボットの実践拠点「アグリ研究所」を開設し、農業経験のない人でも取り組める省力化農業「WORKROID農業」を本格始動した。雑草抑制&遠隔監視ロボット「雷鳥シリーズ」やドローン、水管理システムなどを最大限活用し、米粉用の水稲直播栽培を実施している。
同社は、米粉用稲作から米粉の流通までを一気通貫で行うことができる省力化農業を確立し、全国に広めることで、耕作放棄地拡大を食い止め、日本の食料自給率維持、食料安全保障への貢献を目指す。
収穫前の年9月時点のほ場
重要な記事
最新の記事
-
多収米の契約栽培で供給増へ 主食用米全体の安定供給にも寄与 JA全農2025年3月6日
-
貯金保険機構の保険料引き下げへ 有識者検討会に案を提示2025年3月6日
-
春の大玉スイカ出荷本格化 JA鹿本2025年3月6日
-
日本海側中心の大雪被害に早期の支払い JA共済連2025年3月6日
-
ニデック京都タワーに「北山杉」の木製品を寄贈 京都府森林組合連合会と農林中金大阪支店2025年3月6日
-
【人事異動】JA共済連(4月1日付)2025年3月6日
-
次世代の環境配慮型施設園芸の確立へ Carbon Xtract、九州電力、双日九州と実証事業開始 農研機構2025年3月6日
-
バイオスティミュラント新製品「ヒートインパクト」発売決定 ファイトクローム2025年3月6日
-
鳥インフル 米ワイオミング州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年3月6日
-
食用油の紙パックのリサイクルシステム構築 資源ごみとして静岡県裾野市で行政回収開始2025年3月6日
-
食品産業の複合展「FOOD展2025」10月開催 出展申込受付中2025年3月6日
-
果樹の新しい有機リン系殺虫剤「ダイアジノンMC」普及性試験を開始 日本化薬2025年3月6日
-
「オーガニック天平マルシェ」奈良・天平広場で開催 コープ自然派奈良2025年3月6日
-
野菜の機能性・健康効果に特化『野菜健康指導士』資格事業開始2025年3月6日
-
農林水産業専門の人材サービス「農業ジョブ」新機能リリース シンクロ・フード2025年3月6日
-
農薬がどの程度残りうるか 地理的・気候的条件から予測 岐阜大学2025年3月6日
-
農業に特化した就転職オンラインイベント「就農会議」参加者募集 あぐりーん2025年3月6日
-
乳酸菌発酵の力で肉を変える「乳酸菌発酵液」食肉事業者へ販売開始 明治2025年3月6日
-
日本生協連「くらしと生協」春アイテム「sweetweb.jp」で華やかに登場2025年3月6日
-
体験型野菜のテーマパーク「カゴメ野菜生活ファーム富士見」7日から営業2025年3月6日