米取引関係者「米の需給締まる見通し」 米穀機構調査結果2023年10月6日
米穀安定供給確保支援機構は10月5日、9月に米取引関係者の判断に関する調査結果を公表した。
国内の主食用米の需給動向の現状判断DIは「59」で前月からプラス3となった。
また、向こう3か月の見通し判断DIは「59」で前月からプラス5となった。関係者の間では需給が締まるとの見方が強まっている。
米価水準についての現状判断DIは56で前月からプラス6となり、米価水準が「高い」という見方が強まった。
向こう3か月の見通し判断DIは「73」で前月から横ばいとなった。
関係者の間では、今後、米の需給が締まり米価水準が高くなるとの見方が強まっていることが示された。
関係者が判断を行うにあたって考慮した要因のうち「作柄」が20%と近年になく多かった。2021年9月調査では5%、22年9月では8%に過ぎない。23年は8月調査で11%と前月の3%から高まったが、今回は20%となった。主産地で米の等級の低下が確認されたことが影響しているようだ。
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