特定米穀向け精米機を新発売 2機種のラインアップで最適な精米を実現 サタケ2024年1月23日
株式会社サタケは2024年1月22日、特定米穀向けの研削式精米機「ミルソフト」および摩擦式精米機「ミルクリア」の2機種を発売した。
特定米穀とは1.8~2.0ミリの篩(ふるい)を抜けた米のことで、米の大きさに応じて主食用から米菓、味噌、焼酎、穀粉、ビール等の加工用途に利用されている。通常の米より粒が小さく割れやすいため、専用の精米機が必要。新発売の研削式精米機「ミルソフト」および摩擦式精米機「ミルクリア」は特定米穀用として開発され、両機を組み合わせることで、用途に合わせた最適かつ高歩留まりの精米が可能。
「ミルソフト」の搗精室(精米加工部)には内部抵抗式を採用し、砕米の発生と穀温上昇を抑えた、糠切れの良い精米を実現。「ミルクリア」は摩擦精米と仕上精米の2パス式で、研削精米で取り切れなかった胚芽や背筋を効率よく除去し白度の高い米に仕上げる。
両機を組み合わせた場合、搗精室を一部バイパスさせることにより加工原料の容積重や品質、製品の用途に合わせた最適な精米も可能。また従来機と比べて設置スペースと消費電力が削減でき、お客様の利益改善に貢献する。
メーカー希望小売価格(税込)は、研削式「ミルソフトJHA40A」が2,266万円、摩擦式「ミルクリアJHF40A」が1,474万円※1。
※1 摩擦式「ミルクリアJHF40A」は単体機での販売はしていない。
■型式・価格
■特長
1.「ミルソフト」と「ミルクリア」を組み合わせて多種の原料に対応
設置イメージ
・両機の組合わせで、うるち米・もち米など多様な容積重の原料にも対応。
・粒が小さく割れやすい米も効率良く、高歩留に加工が可能。
・従来のVTA+VBW(VBF)+KBラインと比較し、設置面積やの動力削減が可能※。
(※既設機種型式・運用条件により変動)
2.研削式精米機ミルソフト(JHA40A)
・内部抵抗式を採用し、砕米を抑えた効率の良い精米が可能。
・搗精室全体で精米するため、穀層が均一に広がり、穀温を抑えた糠切れが良い精米が可能。
・コントロールパネルは分かりやすいタッチパネル方式を採用。
・2パス目は電流値制御による自動調整のため、操作性も向上。
・フルオープン構造で、メンテナンスや清掃が容易に。
3.摩擦式精米機ミルクリア(JHF40A)
※ 摩擦式精米機「ミルクリアJHF40A」は、単体での販売をしていない。
・摩擦式精米機「ミルクリアJHF40A」は、研削式精米機では取り切れない胚芽や背筋を除去し、白度の高い米に仕上げることが可能。
・上段に摩擦精米、下段に仕上精米で構成し、省スペース化を実現。
■仕様
※1 水分14~16%で、国内農産物規格規程に定める等級の1~3級に適合しない規格外の原料が対象となります。
※2 容積重750kg/Lの場合です。原料種類・容積重・加工条件・求める品質・メンテナンス頻度により変動します。
また、必ずサタケ選別加工総合センターに試験加工を依頼して下さい。
※3 オプション昇降機の残留除去を含んだ場合となります。
※4 オプションのコントロールタンクには上限レベル計と下限レベル計が標準装備されています。
■寸法
【問合わせ先】 株式会社サタケ プラント事業本部 企画管理室
〒739-8602 広島県東広島市西条西本町2-30
TEL:082-420-8549 FAX:082-420-0003
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