鳥取県「星空舞」田植えイベント 六本木ヒルズで開催2024年5月29日
鳥取県は5月25日、六本木ヒルズ屋上庭園の水田で、鳥取県のオリジナル米「星空舞」の田植えイベントを開催。今年で20回目となる同イベントは、東京の都心・六本木ヒルズの近代的な森タワーを背景に、昔ながらの田植えが体験できる初夏の恒例イベントとなっている。
六本木ヒルズを背景に行われた田植えイベント
鳥取県は、同イベントと2021年度に続いて2度目のコラボレーション。当日は晴れやかな初夏の青空のもと、地上約45メートルのビルの屋上で行われた田植えイベントに近隣住民や六本木ヒルズのワーカーなど約160人が参加した。
鳥取県産米の「星空舞」の名前にちなみ、星形の田んぼアートで田植えに挑戦し、実りの秋を楽しみにひとつひとつ苗を植え付けた。初めて田植えを体験したという参加者からは、日本の農風景や伝統に触れ「都心で、また高層ビルの上で田植えをすることは貴重な体験」「友だちや家族と一緒に植えることができて楽しかった。」と話していた。
鳥取県産米「星空舞」
同イベントは今後、秋に稲刈りイベントのほか、様々なコラボレーションを予定している。
鳥取県産米の「星空舞」は、鳥取県農業試験場が30年の歳月をかけて開発し、2018年にデビューした新品種。夏の猛暑にも負けない品種を目指し、コシヒカリの子孫にあたる「ゆめそらら」を幾度もかけて交配し、コシヒカリのおいしさはそのままに、倒れにくく高温に強いお米となった。
鳥取県は、環境省が実施した全国星空継続観察で何度も日本一に輝き、どの市町村からも天の川が見える。県内全域にわたって美しい星空を観察できることから、2017年から「星取県」を名乗り、星空の保全や星空を活用した地域振興に取り組んでいる。「星空舞」のネーミングは、「星取県」で生まれ、見た目が透き通るような「星のように輝くお米」であることからと命名された。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲にイネカメムシ 県南部で多発のおそれ 栃木県2025年7月9日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」【公明党】米政策が農政の柱 谷合正明参議院議員2025年7月9日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」【日本維新の会】農業者への直接支払い実現を 池畑浩太朗衆議院議員2025年7月9日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」【国民民主党】食料安全保障基礎支払いの創設めざす 舟山康江参議院議員2025年7月9日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」【社民党】ミサイルよりコメを! 福島みずほ党首(参議院議員)2025年7月9日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」【参政党】10年以内に自給率を倍増 神谷宗幣代表(参議院議員)2025年7月9日
-
【第46回農協人文化賞】地域ブランドつなぐ 営農経済部門・福岡県・にじ農協組合長 右田英訓氏2025年7月9日
-
【第46回農協人文化賞】「不易流行」で農支援 営農経済部門・熊本県・球磨地域農協組合長 福田勝徳氏2025年7月9日
-
【第46回農協人文化賞】人とのつながり糧に 営農経済部門・長野県・グリーン長野農協元組合長 竹内守雄氏2025年7月9日
-
「不幸の書簡」とストックホルム症候群【小松泰信・地方の眼力】2025年7月9日
-
【アンパンマンはなぜ生まれたか】 ノンフィクション作家・梯久美子さん 第46回農協人文化賞特別講演2025年7月9日
-
7月21日、広島でトラクターデモ 令和の百姓一揆 欧米並みの所得補償求め2025年7月9日
-
【人事異動】農水省(7月10日付)2025年7月9日
-
【JA人事】JA上士幌町(北海道)高橋昭博組合長を再任(6月6日)2025年7月9日
-
【JA人事】JA筑前あさくら(福岡県)熊本廣文組合長を再任(6月26日)2025年7月9日
-
【JA人事】JAグリーン近江(滋賀県)大林茂松組合長を再任(6月21日)2025年7月9日
-
【JA人事】JA新得町(北海道) 組合長に太田眞弘氏を再任2025年7月9日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」鳴戸部屋で兵庫の食材使用「ちゃんこ」を堪能 JAタウン2025年7月9日
-
健診施設機能評価認定更新 JA熊本厚生連2025年7月9日
-
JA鹿本のグリーンハウスミカン出荷順調 7月中下旬ピーク、総量130トン見込み2025年7月9日