米焼酎「奥会津ねっか」TWSC2024で最高金賞 福島県只見町の蒸留所が快挙2024年6月7日
ユネスコエコパークに認定された福島県只見町で、米焼酎「ねっか」をつくる合同会社ねっか奥会津蒸留所は、アジア最大級の蒸留酒コンペティション「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2024」焼酎部門で、「奥会津ねっか」が最高金賞を受賞。また、「ばがねっか」が金賞とベストカテゴリー賞し、ともに3年連続金賞受賞以上に与えらる殿堂入りを受賞した。
福島県只見町は、夏は米やトマトなどの農業が盛んな一方、冬は積雪3メートルを超える日本有数の特別豪雪地帯で、雪と共に生きる美しい日本の原風景が広がる地域。この只見町で「自分たちの作る米を使いながら、地域を守り、未来にバトンを繋げることはできないか」との思いから立ち上がった4人の米農家と1人の醸造技術者が、只見町の特産品である米を使った「米焼酎」造りに注目し、2016年から「米焼酎ねっか」の蒸留を始めた。
米焼酎であれば原料に米を使うため、未来にこの美しい田園風景を守り繋げ、雪深く農作業のできない冬の間でも、冬季雇用を生み出すことができる。冬場の仕事がなく出稼ぎに出る若者に対し、地元で安定就労できる場を提供することで、若者の定住にも繋がった。
ねっか奥会津蒸留所
「ねっか」は、自社田圃で栽培した全量只見産米にこだわり、只見町の土壌を知り尽くした米農家=米作りのプロが作る酒米と、全国トップレベルである福島県の醸造技術を高次元で融合させた米焼酎。日本酒の2倍以上の香気成分を含みながらも香りが変性することがなく、キレのある味わいで和食に合うお酒と評価が高い。
JGAP認証の自社圃場を所有原料の安心安全を確保
ねっか奥会津蒸留所では、農業における食品安全、環境保全、労働安全など持続可能な農業につながる生産工程管理の取り組みであるJGAPにも取り組んでいる。JGAP認証の田圃で栽培された原料米のみを使うとともに、肥料メーカーの片倉コープアグリが開発したノンプラスチック肥料を使用。環境負荷をかけない安心安全なお米でお酒をつくっている。
片倉コープアグリの液体二段施肥を使用したマイクロプラスチックごみ削減の取組
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