輸出販路拡大へ ハラル認証取得 酒田米菓2024年6月11日
米菓とせんべい・団子の生地などを製造販売する酒田米菓(山形県酒田市)は6月4日、鳥海山麓工場で、JAKIM(マレーシア)およびMUIS(シンガポール)と相互認証する(一社)ジャパン・ハラール・ファンデーション(JHF)からハラル認証を取得。また、6月19日に東京ビッグサイトで開幕する「日本の食品 輸出EXPO」に出展し、認証取得製品を紹介する。
酒田米菓鳥海工場
ハラル認証は、イスラム教の食事規定に適合した製品であることを保証する国際的に認知された基準。認証プロセスには、原材料、製造方法、全体的な製品取扱いがイスラム教の厳格な要件を満たしていることを確認するための厳密な検査と監査が含まれる。
酒田米菓は、本社の最上川工場と鳥海山麓工場で、国際的な食品安全管理システム規格であるFSSC22000を取得し、製造工程の最高基準を維持している。今回のハラル認証取得により、ムスリムの消費者に対しても製品の純粋性と安全性を保証することができる。
ハラル認証取得は、同社の輸出市場拡大の戦略に沿ったもの。現在米国、オセアニア、ヨーロッパ、東南アジアに製品を輸出しており、ハラル認証により、中東、北アフリカ、南アジアなどのムスリム人口が多い国々への販路拡大を目指す。また、多様な食文化に対応する同社の取り組みを示す。
輸出市場拡大の取り組みの一環として出展する「日本の食品 輸出EXPO」では、潜在的なパートナーとの交流を深め、新しい輸出機会を探る。
酒田米菓が取得したハラル認証
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