集落営農法人の多様な技術導入を 水稲の乾田直播作業を実施 福岡県2024年6月13日
福岡県八女普及指導センターは、集落営農法人の多様な技術導入を目指している。管内の集落営農法人で試験的に水稲の乾田直播作業を実施したことを報告した。
作業の様子
福岡県八女普及指導センターは、管内筑後市の集落営農法人が、農研機構が開発した振動ロータを利用した乾田直播のは種を試験的に行ったとした。
当日は、農研機構九州沖縄農業研究センターの研究員のアドバイスを受けながら、約35aのほ場でトラクタ2台の組み作業によるは種と鎮圧を行った。
同法人は、これまで湛水直播を行ってきた経緯はあるものの、専用機械の導入コストや播種前処理の作業手順などを考慮して、今回は乾田直播の試行を実施した。
福岡県八女普及指導センター管内の集落営農法人では、法人直営のほ場が増加傾向にあり、従来の「水稲育苗~田植え」という作業体系以外にも、水稲作業を簡易化する方法のひとつとして、直播栽培の導入を試行している法人が散見される。
この機をとらえて普及センターでは、JAと協力して病害虫防除薬剤「ルミスパンス」などの直播栽培での実用性も含めて経過観察を行う。集落営農法人は水田作の主要な担い手であることをふまえて、八女普及センターでは、法人の継続的な活動展開が図れるよう、このような労働改善の方法など種々の情報収集や検討を図っていくとしている。
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