AI活用し水田の水管理の最適化へ J-クレジットの申請にデータ活用目指す NTTデータ2024年7月5日
株式会社エヌ・ティ・ティ・データCCS(東京都品川区)と株式会社笑農和(富山県滑川市)は、水稲生産者向けにpaditchとGrowth eyeが連携した新機能を7月3日にリリースした。水田の水管理を自動化するpaditchシステムとGrowth eyeの”AI茎数判別”機能が連携し中干しの最適化や高度な水管理、また大幅な作業負担の軽減が期待できる。
水田の水管理を自動化するpaditchシステム
paditchシステムはスマホ・タブレット・PCを使用して、水田における水管理の遠隔化・自動化を実現する製品。自動化の分野において気象データ・各種センサー情報・栽培履歴等を駆使し水管理の遠隔化・自動化を図る。笑農和がシステムサービスを提供しており、2024年5月現在で全国に1455台が導入されている。
Growth eyeはスマートフォンで撮影した画像から、AIが茎数を判定するアプリケーション。茎数を把握することは中干し開始時期の最適化等の判断材料となるため、水田の水管理システムとの親和性が高い。
このたび両システムの連携により、水田の水管理を自動化するpaditchシステムは、Growth eyeの"AI茎数判別"機能と連携し中干しの最適化等、高度な水管理を可能にする。Growth eyeは、paditchシステムと連携することで、いままで時間的・肉体的負担となっていた水門の開閉作業・茎数の確認作業を大幅に軽減することが可能となる。 また、paditchシステムに、ほ場情報を表示することにより生育状況の把握・水管理の実施を一元化することも可能となった。
Growth eye茎数判別機能
連携により今後、水管理の作業履歴はpaditchシステムに蓄積される。今後は、蓄積したデータをJ-クレジットの申請へ活用することで、水稲生産者が各種手続きを意識することなく、通常の農作業に集中できる状態を目指していく。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(123) -改正食料・農業・農村基本法(9)-2024年12月21日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (40) 【防除学習帖】第279回2024年12月21日
-
農薬の正しい使い方(13)【今さら聞けない営農情報】第279回2024年12月21日
-
【2024年を振り返る】揺れた国の基 食と農を憂う(2)あってはならぬ 米騒動 JA松本ハイランド組合長 田中均氏2024年12月20日
-
【2025年本紙新年号】石破総理インタビュー 元日に掲載 「どうする? この国の進路」2024年12月20日
-
24年産米 11月相対取引価格 60kg2万3961円 前年同月比+57%2024年12月20日
-
鳥インフルエンザ 鹿児島県で今シーズン国内15例目2024年12月20日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】「稼ぐ力」の本当の意味 「もうける」は後の方2024年12月20日
-
(415)年齢差の認識【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年12月20日
-
11月の消費者物価指数 生鮮食品の高騰続く2024年12月20日
-
鳥インフル 英サフォーク州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月20日
-
カレーパン販売個数でギネス世界記録に挑戦 協同組合ネット北海道2024年12月20日
-
【農協時論】農協の責務―組合員の声拾う事業運営をぜひ 元JA富里市常務理事 仲野隆三氏2024年12月20日
-
農林中金がバローホールディングスとポジティブ・インパクト・ファイナンスの契約締結2024年12月20日
-
「全農みんなの子ども料理教室」目黒区で開催 JA全農2024年12月20日
-
国際協同組合年目前 生協コラボInstagramキャンペーン開始 パルシステム神奈川2024年12月20日
-
「防災・災害に関する全国都道府県別意識調査2024」こくみん共済 coop〈全労済〉2024年12月20日
-
もったいないから生まれた「本鶏だし」発売から7か月で販売数2万8000パック突破 エスビー食品2024年12月20日
-
800m離れた場所の温度がわかる 中継機能搭載「ワイヤレス温度計」発売 シンワ測定2024年12月20日
-
「キユーピーパスタソース総選挙」1位は「あえるパスタソース たらこ」2024年12月20日