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米粉を日本の新しい食文化に「米粉カンファレンス2024」開催2024年7月31日

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米・米粉消費拡大推進プロジェクト事務局は7月17日、米粉カンファレンス2024「米粉ブームの再来、次の一手は?」を開催。昨年は食のトレンド入りを果たした米粉に関する旬なテーマを深堀りするとともに、社会や企業にとっての"食"の課題を取り上げ、解決に向けて意見交換を行った。

「米粉カンファレンス2024」会場「米粉カンファレンス2024」会場

カンファレンス冒頭で、農林水産省 農産局 穀物課 米麦流通加工対策室の葛原祐介室長は「食料安全保障の確保のためにも米粉の利用拡大は重要だが、いかにみなさまに米粉をおいしく食べてもらうかが課題。現状、米粉について知恵やノウハウを持っている人が点在しているため、今回のカンファレンスをきっかけに、横のつながりを形成し、相乗効果を生み出していきたい」と挨拶。また、菓子やパンの材料などを販売するオンラインショップを運営する株式会社cottaの黒須綾希子社長は「現在、米粉は小麦粉よりも検索されており、多くの人に注目されている。情報と商品のどちらも届けることができるcottaだからこその米粉の魅力と正しい情報を届けていきたい」と、米粉の情報発信や流通への想いを語った。

続いて、株式会社波里 の藤波孝幸社長と、熊本製粉 執行役員 企画マーケティング部の林いずみ部長が登壇し、「製粉企業が考える市場拡大における課題と次の一手」をテーマに、トークセッションを行った。

藤波社長は、波里が取り組んでいる米粉の品種改良について紹介。「製粉企業として、新用途米粉の新たな商品展開を検討している」と米粉に関する企業の今後の展望についてコメントした。一方、林さんは「米粉の魅力を伝えるため、米粉商品は新たなパッケージを制作するなど取組を行ってきた。米粉の商品展開拡大に加え、『米粉は美味しくなさそう』『米粉はあまり膨らまなさそう』といった米粉の誤解を解くことが重要で、情報発信や用途にあわせた米粉の存在・小麦粉との違い・使い方を伝えることが、さらなる米粉の消費拡大に繋がる」と、米粉の消費拡大に向けた課題とその解決策について話した。

さらに、農研機構 食品研究部門 食品流通・安全研究領域 流通技術・新用途開発グループ 上級研究員の荒木悦子氏が登壇し、農研機構が考える米粉の可能性と品種ごとの特性についてプレゼンテーション。その中で、荒木氏は「粒子が細かく、デンプン損傷が少ない日本の米粉が、海外でも評価されている。実際に、フランスで行った調査では、日本の米粉を使ったバケットがフランス人に高く評価され、海外への輸出も米粉の消費拡大に繋がることを期待している。今後は、栄養価が高い玄米粉にも注目し、品種開発を通して米粉の可能性を広げていきたい」と、今後の米粉の可能性についてコメントした。

このほか、レシピ本を8冊出す米粉専門家の高橋ヒロ氏とcottaの黒須社長による、「料理研究家が消費者視点で見る米粉の魅力と期待」をテーマにトークセッションを実施。米粉を使う料理を長年研究してきた高橋氏は「これまでの米粉ブームは、美味しさで小麦粉に勝てなかった点や、実際の料理で使いにくかった点から、ブームが一時的に終わっていた。近年ではスーパーなどでも米粉が手に入りやすくなり、身近な存在となった上に、米粉を使用した食べものを作りたいからパン作りやお菓子作りをしたいという人が増加している。品種開発や用途別商品展開の拡大を通して、昔は扱いづらかった米粉が使いやすい食品に変化してきており、今後は米粉が簡単に美味しく調理できることを伝えて、米粉へのハードルを下げることが重要」と、料理家の目線で米粉の可能性を語った。

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