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千葉産など新米販売本格化 店頭徐々に落ち着く見込み 農水省説明2024年8月21日

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農林水産省は8月21日に開かれた総合農林政策調査会・農林部会の合同会議で当面の米の供給見通しを説明した。

水稲 稲 稲穂 〇.jpg会議では出席議員から農水省は在庫はあるというがスーパーの棚から米がなくなるなど、選挙区の消費者からは「海外から米を買えばいいとの声も出ている」と指摘し、米流通の状況について説明を求めた。

農林水産省は6月末の民間在庫は156万tで前年より41万t少ないが、需要量に対する比率は22.2%だが、東日本大震災の被害で生産量が落ちた2011年、12年と同水準だとして「全体需給はひっ迫ということではない」と説明した。

一方、8月10日からの三連休とその後のお盆期間にはスーパーの棚から米がなくなるという状況は実際に起き、流通業者によると8日に発生した宮崎県日向灘沖地震をふまえて発令された政府の南海トラフ地震臨時情報への対応として消費者が飲料水などとともに米も「通常より多く買われていた」という。

また、お盆休みに入り卸から量販店などへの配送事態が少なくなったことも店頭で米が不足した要因となったようだ。

農水省はこう説明し、19日の週から千葉県産などの新米の出荷が本格化しており「徐々に落ち着いていくのではないか」との見通しを示した。同省によると8月末で全国の米生産者の5%が出荷しその量は14万tとなり、9月には生産者の40%から120万tが出荷される見込みだという。

農水省は8月27日に農政審議会食糧部会を開き、米の消費と近年の生産動向などを議論する。この時期に食糧部会を開催するのは異例となる。

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