【農協協会 ＪＡの米実態調査 23年産米・１】ＪＡの集荷率54％、担い手集積率42％2024年8月23日
（一社）農協協会が全国各地のＪＡの協力で実施している「ＪＡの安心・安全な米づくりと防除対策について」の2024年度（2023年産米）調査結果がこのほどまとまった。主要な集計結果を紹介する。
回答があった452ＪＡの管内水田面積の全国平均は3496haとなった。地域別では北海道2960ha、東日本4845ha、西日本2419ha、九州2631haとなった。
23年産米の作況指数を集計したところ、北海道は「104」、東日本と西日本は「99」、九州は「100」で全国では「100」となった。
ＪＡの米集荷率は全国平均で54％で前年調査とほぼ同じだった。北海道は80％、東日本は61％、西日本は40％、九州は75％だった。
この調査では担い手への水田面積の集積率を聞いている。
北海道は72％（前回調査：68％）、東日本は44％（同44％）、西日本は33％（同32％）、九州は36％（同34％）で横ばいの東日本を除き、やや集積が進んだ、全国平均は42％（同41％）となった。
5年後の28年度の見込みについては、北海道は73％、東日本は52％、西日本は40％、九州は42％といずれも担い手への集積がさらに進むと見込んでいる。全国平均では48％だった。
一方、農林水産省の担い手への農地集積状況によると23年度末で全国で60.4％となった。政府は23年度末に8割とする目標を掲げていたが実現できなかったことになる。
【本調査の概要】
調査は23年産米の水稲作付面積100ha以上の全国528ＪＡを対象に、各ＪＡの水稲関係者（営農・購買）に回答してもらった。
調査方式は郵送による自記入式アンケート。調査期間は2024年2月1日から5月31日で回答ＪＡは452ＪＡとなった。回収率は85.6％。
地区別の回答数は次の通り。
◯北海道＝44ＪＡ（回収率91.7％）
◯東日本地区（東北6県、関東7都県、甲信越3県、北陸3県）＝183ＪＡ（同82.8％）
◯西日本地区（東海4県、近畿6府県、中国5県、四国4県）＝150ＪＡ（同86.2％）
◯九州地区（九州7県、沖縄県）＝75ＪＡ（同88.2％）
【PR】
重要な記事
最新の記事
-
【農協協会 ＪＡの米実態調査 23年産米・１】ＪＡの集荷率54％、担い手集積率42％2024年8月23日
-
輸出産地の認定や現地系スーパーなど新市場開拓を支援 政府が関係閣僚会議2024年8月23日 -
福井県の24年産米仮渡金（概算金）「ハナエチゼン」前年比4800円上がる2024年8月23日 -
高知概算金 コシヒカリ4500円上がる2024年8月23日 -
CuboRex シリーズAラウンドで総額2.5億円の資金調達を実施2024年8月23日 -
北海道産牛乳・チーズを買って豪華賞品を当てよう「Choose！＆Cheese！キャンペーン」開始2024年8月23日 -
大阪府産「エコ檸檬」使用「大阪レモンビール」数量限定で新発売 近畿圏ライフ2024年8月23日 -
ZEROCOと産学連携推進に関する包括協定を締結 東京農大2024年8月23日 -
ＪＡ愛知みなみと特定技能・農業人材に関する説明会を開催 パーソル2024年8月23日 -
「田川焼畑赤かぶ」伝統の山焼き行う ＪＡ鶴岡2024年8月23日 -
トラクタ用後付け安全フレーム・シートベルトの復刻販売を終了 クボタ2024年8月23日 -
（398）「職種」と「職階」【三石誠司・グローバルとローカル：世界は今】2024年8月23日 -
野菜選び 鮮度より価格重視「野菜と家庭菜園に関する調査」タキイ種苗2024年8月23日 -
猛暑対策の潅水装置導入へ 兵庫「たじまピーマン」を食べて応援 ＪＡタウン2024年8月23日 -
農業遠隔自動制御システム「GO SWITCH」販売開始 GREEN OFFSHORE2024年8月23日 -
全農×協同乳業 酪農の輪プロジェクト「オンライン牧場体験」DMHCJへ向けて開催2024年8月23日 -
生産者自慢の粒揃い「ぶどう・シャインマスカット特集」公開 産直アウル2024年8月23日 -
生でも加熱でも 芯まで丸ごとカット「ざく切りキャベツ ダイスカット」新発売 サラダクラブ2024年8月23日 -
森の循環を知る間伐体験イベント 神川町「100年の森」で開催 パルシステム埼玉2024年8月23日 -
自然関連財務情報開示タスクフォース（TNFD）提言に基づき開示 雪印メグミルク2024年8月23日
みどり戦略
注目のテーマ
注目のテーマ
ＪＡ人事
