Green Carbon 農水省公募「令和6年度農業分野のJ-クレジット創出推進支援事業」に採択2024年8月26日
環境系スタートアップのGreen Carbon(グリーンカーボン)は8月23日、農林水産省が公募する令和6年度農業分野のJ-クレジット創出推進支援事業に採択されたことを発表した。同補助事業は「みどりの食料システム戦略」に基づき、農業分野におけるJ-クレジットの活用拡大に向け募集されたもので、同社はカーボンファーミング(農地貯留)のJ-クレジット新規方法論策定を目指す。
カーボンファーミングの計測イメージ
Green Carbonは、東南アジアを中心に自然由来のカーボンクレジット創出に取り組んでおり、国内では、全国の生産農家と連携し、地球環境の保全や脱炭素化に取り組んでいる。
中でも、水田メタン削減と削減効果のJ-クレジット化に取り組んでおり、国内では、水田由来のJ-クレジット創出を目的とした「稲作コンソーシアム」を発足。
日本初・最大規模で水田のJ-クレジットの認証を取得している。
8月現在で稲作コンソーシアムへの登録面積は4万ヘクタール以上、約900社以上の企業・農業法人が参画。全国に独自の農家ネットワークを構築している。
今回の補助事業に採択は、こうした国内でのJ-クレジット創出・販売事業者の実績や農家ネットワークが評価された。
同社は、J-クレジットのプロジェクト数や確立されている方法論が少なく、参画する農家も限定的になってしまう点を課題としている。
今回取り組むカーボンファーミングでは、農地に炭素を貯留する方法論のため、水田・畑・牧草地等多くの農地での実用が可能となるため、より多くの農家の参画をめざす。
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