全農いわて、24年産米仮渡金(JA概算金)「ひとめぼれ」1万7000円に2024年9月11日
JA全農いわては、県内出荷の7割をしめる「ひとめぼれ」を1等米60キロ当たり1万7000円(前年比+4600円)とするなど、24年産米の仮渡金(JA概算金)を決めた。
「あきたこまち」は1万6500円(前年比+4600円)、「銀河のしずく」は1万7500円(同+4600円)とした。引き上げ率は約35~37%になる。これを受け各JAが、生産者にJAが払う生産者概算金を決める([クローズアップ]米の仮渡金(概算金)って何?参照)。
全農いわての杉村靖米穀部長は、「今の需給状況が大きくは変わらないだろうという見通しと、資材高騰などコストの反映を加味して決めた。価格転嫁できなければ県内では米作りが続けられない、瀬戸際にきている。コロナ禍での需要減退もあり、これまで『売りさばく』ことに力点を置いてきたが、米づくりを守るため、『これだけ費用がかかる』と消費者にしっかり伝えていきたい」と話している。
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