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米の販売量 対前年比▲24%(9月23日週) 農水省2024年10月9日

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農水省が公表している量販店での米販売数量の推移によると、9月は全週で対前年比マイナスとなった。

8月の米の販売数量は、南海トラフ地震臨時情報や、その後の地震、台風などによって買い込み需要が発生した。8月5日から11日の販売数量は対前年同期比で+38.8%、12日から18日は同+21.4%、19日から25日は同+48.6%と急増した。

しかし、9月に入ると2日から8日は同▲1.2%、9日から15日は同▲11.9%、16日から22日は同▲22.3%、23日から29日は▲23.8%と全週で前年を下回った。

8月の買い込みの反動で販売数量が減少したとの見方もあるが、農水省が公表している大手卸業者(10社、流通シェア約3割)から量販店などへの精米販売数量をみると、9月7日から13日は前年同期比75%、14日から20日は同90%、21日から27日は76%と明らかに少なく、店頭での品薄が販売数量減の要因となっていることがうかがえる。

一方、新米だけに限定した同期間の販売数量は前年同期比で209%、221%、100%となっている。23年産米の在庫がなく、新米を昨年より2倍供給しても、9月の販売数量全体では昨年比で8割程度だったことになる。

なお、9月28日から10月4日までの見込み販売数量は前年同期比で71%、前週比で96%となっている。

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