自動抑草「アイガモロボ」開発のNEWGREENへ出資 ヤマタネ2024年11月19日
株式会社ヤマタネは11月15日、農業用ロボット開発や米穀販売などの事業を手がける株式会社NEWGREENへ出資することを発表した。
コメ生産者は高齢化による離農や収益性の低さを理由に減少の一途を辿っている。また、温暖化に起因すると考えられる異常気象により収穫量は影響を受けやすく、コメの安定供給のためには収益性の向上と環境負荷低減が必須の課題となっている。
こうした状況のなか、NEWGREENが開発・販売する自動抑草ロボ「アイガモロボ」や菌根菌資材などの導入はコメ生産の省人化による収益性の向上が見込まれ、乾田直播・節水型栽培は温室効果ガスの排出量低減も期待される。加えて、温室効果ガスの排出量削減はコメに新たな価値を付与できる可能性がある。
ヤマタネは、同社がめざす「持続可能な農業の実現」にとって、NEWGREENの事業が有効な手法の一つであるとして出資を決めた。今後、協業を通じて、両社で持続可能な農業の実現をめざす。
NEWGREEN は、農業における生産性向上と環境負荷低減の両立を実現させるため、コメの高単価販売・低コスト栽培を事業戦略の柱としている。高単価販売については、高収益が見込める有機米の栽培を促進させるため、自動抑草ロボであるアイガモロボを開発・製造し、有機米を集荷・販売し、相応の販売先を確保。生産者との事前契約による安定集荷を実現している。
また、低コスト栽培については、同社が販売する菌根菌資材「MYKOS®」等を活用した乾田直播・節水型栽培の導入により、農作業で大きな割合を占める育苗・田植え・水管理などの作業負荷軽減を実現している。
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