24年産米 1等比率77.1% 平年並み 10月31日現在2024年12月2日
農林水産省は11月29日、10月31日現在の24年産米検査結果を公表した。
1等比率は77.1%となった。2020年から23年までの5年平均は75.6%となっており、農水省は24年産米も「ほぼ同水準」としている。
9月30日現在の77.3%からはわずかだが低下した。その要因は能登地方をはじめとした日本海側での豪雨による倒伏の一方、西日本では10月に入っても高温が続いたことで白未熟粒が発生したことなどが考えられるという。
北海道は91.4%、東北農政局管内は91.0%、関東農政局管内は73.0%となっている。関東では埼玉県が32.4%で昨年並み、静岡県が58.7%と昨年よりも低い。
北陸農政局管内は82.0%と昨年の37.1%から大きく回復した。新潟県は77.9%となっている。新潟コシヒカリは73.4%となっている。
東海(32.2%)、近畿(51.3%)、中国四国(55.1%)は前年並み。九州は29.5%で昨年の40.3%を下回っている。
各地で作付けられている高温耐性品種の1等比率をみると。青森県の「はれわたり」は93.7%、「つや姫」は宮城県で94.2%、山形県で96.8%、島根県で63.4%などとなっている。
「にじのきらめき」は茨城県で73.0%、新潟県で73.5%、千葉県で77.5%などとなっている。
新潟県の「新之助」は98.1%、富山県の「てんたかく」は91.1%と高いが、9月、10月に記録的な高温が続いた九州では福岡県の「元気つくし」が41.7%、佐賀県の「さがびより」が51.7%と1等比率が低い。
重要な記事
最新の記事
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(1)どうする?この国の進路2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(2) どうする?この国の進路2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(3) どうする?この国の進路2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(4) どうする?この国の進路2025年1月22日
-
鳥インフル 英イースト・サセックス州など4州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月22日
-
【JAトップ提言2025】消費者巻き込み前進を JAぎふ組合長 岩佐哲司氏2025年1月22日
-
【JAトップ提言2025】米も「三方よし」精神で JAグリーン近江組合長 大林 茂松氏2025年1月22日
-
ポンカンの出荷が最盛を迎える JA本渡五和2025年1月22日
-
【地域を診る】地域再生は資金循環策が筋 新たな発想での世代間、産業間の共同 京都橘大学教授 岡田知弘氏2025年1月22日
-
「全日本卓球選手権大会」開幕「ニッポンの食」で応援 JA全農2025年1月22日
-
焼き芋ブームの火付け役・茨城県行方市で初の「焼き芋サミット」2025年1月22日
-
農のあるくらし日野のエリアマネジメント「令和6年度現地研修会」開催2025年1月22日
-
1月の「ショートケーキの日」岐阜県産いちご「華かがり」登場 カフェコムサ2025年1月22日
-
「知識を育て、未来を耕す」自社メディア『そだてる。』運用開始 唐沢農機サービス2025年1月22日
-
「埼玉県農商工連携フェア」2月5日に開催 埼玉県2025年1月22日
-
「エネルギー基本計画」案で政府へ意見 省エネと再エネで脱炭素加速を パルシステム連合会2025年1月22日
-
クミアイ化学工業と米国Valent社、水稲用除草剤エフィーダの米国開発で業務提携2025年1月22日
-
肉の日に合わせお得なアソート「冷凍モスライスバーガー 肉の日セット」登場 モスバーガー2025年1月22日
-
店舗、宅配ともに前年超え 12月度供給高速報 日本生協連2025年1月22日
-
地上部生長から育種ほ場のテンサイ糖収量を予測 農研機構×東京大学2025年1月22日