24年産主食用収穫量 679万2000t 前年産比18万2000t増 10月予想と変わらず 農水省2024年12月10日
農林水産省は12月10日、2024年産水陸稲の収穫量を公表した。
水稲の作付面積(子実用)は135万9000haで前年産に比べて1万5000ha増加した。このうち主食用作付面積は125万9000haで前年産に比べて1万7000ha増加した。
一方、全国の水稲の10a当たり収量は540kgの見込み。前年産に比べて同7kg増となった。全国的にはおおむね天候に恵まれたためとしている。
北海道、東北、関東・東山は5月以降、おおむね天候に恵まれ全もみ数が平年以上に確保されたことなどから、北海道は平年に比べ21kg増の592kg、東北は12kg増の583kg、関東・東山は6kg増の545kgとなった。
一方、北陸は一部地域で5月下旬から6月上旬にかけての低温や、9月下旬の大雨の影響があったため同3kg減の535kgとなった。
また、東海、近畿、中国、四国、九州は、一部地域で6月下旬から7月中旬にかけての断続的な日照不足や8月以降の記録的な高温の影響があった。そのため東海は同11kg減の489kg、近畿は同2kg減の507kg、中国は同7kg減の512kg、四国は同1kg減の481kg、九州は同11kg減の489kgとなった。
沖縄県は台風の影響もなく天候に恵まれたことから、10月25日現在の予想収穫量より同6kg増え、平年に比べ16kg増の328kgが見込まれる。
その結果、水稲の収穫量(子実用)は734万5000tで前年産に比べ18万t増加が見込まれる。このうち主食用の収穫量は679万2000tで前年産より18万2000t増加が見込まれる。
沖縄の収量の上方修正を除いて、全国の10a当たり収量や、主食用の収穫量などは10月25日現在の予想収穫量などと変わっていない。
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