地元産米で家計を支援 「お米とくらし応援券」が好評 青森県弘前市2025年2月25日
青森県弘前市が全市民に配布する市独自の商品券「弘前お米とくらし応援券」の利用が2月20日、始まった。地元産米の消費を促しながら物価高の下での家計負担を軽減する施策で、市民にも好評だ。
弘前市お米とくらし応援券
「弘前お米とくらし応援券」は、1人あたり3000円分(1000円券×3枚)を2025年1月1日時点で弘前市の住民基本台帳に登録されている市民を対象に、世帯ごとにまとめてゆうパックで配布。2月20日~12月31日、取扱い店舗で一度の会計につき、対象の青森県産米(1袋2キロ以上の精米か玄米、または1商品3個以上入りのパックご飯)を購入する際に使える。その際、他の食品や生活用品等の購入にも利用できる。
弘前市では「主食であるお米の消費の減少が進む中で、地元のお米の安定的な消費を促すとともに、物価高騰下における市民の家計負担の軽減を図るため」(農政課)と位置付ける。23年度の「応援券」の利用率は96.8%にのぼった。
対象の米は「まっしぐら」「青天の霹靂」「はれわたり」の3種。JAつがる弘前の11支店や同JAが運営する直売所「かあさんの家」「四季彩館」「ひろさき新鮮組」でも使える。
市民からは「2キロ×人口17万として34万キロ。340トンのお米が動く」「2キロで3000円するお米はないから、他の商品が買える。主婦助かる。少なくても私は」など、歓迎の声があがっている。
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