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鈴生と津田物産がJ-クレジット活用で協業 "温室効果ガス実質ゼロ"米づくりを拡大へ 農林中金がマッチング2025年3月18日

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農業法人の鈴生(静岡市、鈴木貴博社長)は米穀卸売販売の津田物産(大阪市、黒川悦春社長)と連携し、J-クレジットの活用を通じた協業を始めた。津田物産が「顔が見えるクレジット協会」の生産者で農業生産法人ファームランド西田(山口県下関市、西田英史社長)が創出したJ-クレジットを同協会の事務局である鈴生から購入し、全国各地から仕入れる米の一部について、製造過程で排出されたGHGをオフセットすることで、“温室効果ガス排出量が実質ゼロの環境配慮米”として販売する。農林中金のマッチング支援により実現した。

鈴生と津田物産の連携の仕組み

鈴生と津田物産の連携の仕組み

鈴生は水田の中干し期間延長によるGHG(温室効果ガス)排出抑制に取り組む農家と連携し、水田メタンの削減と削減効果をJ-クレジット化する取り組みを進めている。そのために「顔が見えるクレジット協会」を設立・運営しており、J‐クレジットの創出元や創出経緯などを明確化する仕組みの構築も目指している。

津田物産はファームランド西田から環境配慮米を直接仕入れることで生産者を支援し、長期的な取り引きによる安定した生産・供給により農家を支える。販売先として生協や百貨店など「環境への理解がある取引先」を想定し、広く消費者に届けることでGHG排出削減のサイクルを構築。生産者と卸売り、流通の三位一体の取り組みにより、水田中干し延長によるJ-クレジット活用の普及を目指す。

ファームランド西田はキャベツや米などを生産しており、米の作付面積は主食用35ha、飼料用5ha、加工用8ha。鈴生のJ-クレジットの取り組みに関心を持ち「顔が見えるクレジット協会」に加わった。J-クレジットは24年産の主食用米35haのうち20haで生産した分を対象として、GHG排出量換算は92tを申請している。同協会ではほかに、静岡県の農業者の分も別途60tほど申請している。ファームランド西田以外にも山口県の農家に4軒ほど声をかけており「生産者をふやしている」(鈴生)という。

鈴生の鈴木社長は今回の連携について「ファームランド西田は最初から前向きに協力してもらった。ただし、品質のいい米を作ってもらうことをJ‐クレジットよりも優先してもらう」とあくまで品質重視の考え。また、販売価格の設定は「消費者は価格に敏感になっており、まずは取り組みを周知することを優先する」(津田物産)としている。

農林中金は名古屋支店と大阪支店の連携でマッチングにつなげた。鈴生は「お互いに信頼感を作ることができ、ブランド価値を高めてくれた」、津田物産も「水稲への造詣も深く、速いスピードで安定供給に向けて必要な取り組みが実現できた」とマッチングを高く評価している。

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