人事2024 左バナー 
JA全農人事情報
左カラム_病害虫情報2021
新聞購読申込 230901
左カラム_コラム_正義派の農政論_pc
左カラム_コラム_米マーケット情報_pc
左カラム_コラム_地方の眼力_pc
左カラム_コラム_食料・農業問題 本質と裏側
左カラム_コラム_昔の農村・今の世の中_pc
左カラム_コラム_花づくり_pc
左カラム_コラム_グローバルとローカル_pc
左カラム_コラム_TPPから見える風景_pc
左カラム_コラム_ムラの角から_pc
FMCベリマークSC:(SP)ヘッダー
FMCプレバソンPC
FMCセンターSP:ベネビア®OD

米:2019年 農協協会 「JAの米実態調査」から

【JAの米実態調査から・1】生産量は5年後も変わらない― 5年後の水田農業を全国のJAが予測2019年8月29日

一覧へ

 (一社)農協協会では、毎年「JAの安心・安全な米づくりと防除対策について」の実態調査を実施してきているが、2019年の調査結果がまとまったので、その主要な部分を、米の作付関連と防除対策に分けて紹介する。

米調査イメージ<調査の概要>
 この調査は、水稲作付面積100ha以上の全国562JAを対象に、各JAの水稲関係担当の方(営農・購買)にご回答いただいた。調査方式は、郵送による自記入式アンケート調査で、調査期間は2019年2月25日~5月31日。回答数は509件(回収率90・6%)。
【回答JAの地区別件数】
 ▽北海道=47件(回収率97・9%)▽東日本地区(東北6県、関東7都県、甲信越3県、北陸3県)=220件(回収率90・9%)▽西日本地区(東海4県、近畿6府県、中国5県、四国4県)=165件(回収率91・1%)▽九州地区(九州7県、沖縄)=77件(回収率84・6%)


◇      ◇


【作付面積と集荷率】
担い手への集積進む

 回答の1JA当たり(以下、とくに断りがない場合は1JA当たりの数値)の全国平均水田面積は3466haで、集荷率は53%となっている。昨年の調査では水田面積3530ha、集荷率53%だったので、水田面積は微減、集荷率は前年並みだといえる。
 地区別の平均をみると、北海道が2974ha(昨年調査より57ha減)の81%、東日本が4523ha(同32ha減)の60%、西日本が2479ha(同5ha減)の38%、九州が2796ha(同518ha減)の43%となっており九州での減少が目立つ。また集荷率は昨年と同様に東高西低となっている。
 担い手への集積率は、2018年度は全国平均で39%だったが、5年後の23年度には47%に増えると予測されている。とくに北海道では74%から77%に、東日本では41%から50%へと集積率が高まると予測されている。


【主食用米】面積減るが生産量は微増

 図1は主食用米の作付面積と生産量について聞いたものだが、全国平均では、面積は5年後の13年にはやや減少するが、生産量は微増すると予測されている。西日本や九州では面積・生産量ともに減少すると予測されているが、北海道と東日本では面積は減るが生産量は増加すると予測されているのが注目される。
 なお、18年産米の平均反収は、全国494kg、北海道476kg、東日本515kg、西日本487kg、九州461kgとなっている。
(以後、とくに断りのない限り、増減は18年産との比較)

toku1908290601.jpg


【加工用米】全国的に減、九州は増

 図2は加工用米について聞いた結果だが、面積・生産量ともに全国的には5年後に減少すると予測されている。
 地域別にみると、北海道、東日本、西日本では面積も生産量も減少すると予測されているが、九州では面積が117haから126haへ、生産量が561kgから625kgへ増加すると予測されていることが注目される。
 平均反収、全国521kg、北海道516kg、東日本539kg、西日本503kg、九州488kg。

toku1908290602.jpg


【飼料用米】全国的に大きな変化なし

 図3は、飼料用米の結果をまとめたものだが、全国平均では面積も生産量も大きな変化はないと予想されている。
 地域別にみると、北海道は面積・生産量ともに微増、東日本は面積は微減だが生産量は微増、西日本は面積に変化はないが生産量は微減すると予想されている。九州は前回調査では面積が13・8%、生産量が8・8%増加すると予測されていたが、今回調査では面積は微増するが生産量は微減するという結果になっている。
 平均反収は、全国536kg、北海道548kg、東日本557kg、西日本510kg、九州513kg。

toku1908290603.jpg


【輸出用米】増加すると予測


 図4は輸出用米についてだが、面積・生産量とも全国平均で5年後には18年産米より37%増えると予測されている。ただし、回答JA数が、北海道14、東日本58、西日本12、九州2の合計86と少ないことを前提に見てほしい。
 地域別には、とくに目立つのが九州だ。面積が15haから42haへ2・8倍、生産量が84㌧から220㌧へ2・6倍も増えるとみられている。その他の地域でも九州ほどではないにしても、面積も生産量も増加すると予測されている。
 平均反収は、全国533kg、北海道508kg、東日本544kg、西日本511kg、九州538kg。

toku1908290604.jpg


【転作大豆・小麦】北海道・九州で増加

 図5は転作用の大豆と小麦の作付面積だ。
 大豆は、北海道と九州では作付けが増えるが、西日本で減少し、全国平均ではほぼ横ばいと予想されている。
 小麦も北海道と九州では増える予測しているが、西日本で減少し、全国平均はほぼ横ばいとみている。
 なお平均反収は、大豆の場合、全国137kg、北海道197kg、東日本145kg、西日本104kg、九州139kgとなっている。
 小麦は、全国287kg、北海道347kg、東日本282kg、西日本264kg、九州291kg。

toku1908290605.jpg



【2019年 農協協会 「JAの米実態調査」から】の記事一覧はこちら

重要な記事

240918・シンジェンタライブラリー:右上長方形SP

最新の記事

クミアイ化学右カラムSP

みどり戦略

Z-GIS 右正方形2 SP 230630

注目のテーマ

注目のテーマ

JA共済連:SP

JA人事

JAバンク:SP

注目のタグ

topへ戻る