人事2024 左バナー 
JA全農人事情報
左カラム_病害虫情報2021
新聞購読申込 230901
左カラム_コラム_正義派の農政論_pc
左カラム_コラム_米マーケット情報_pc
左カラム_コラム_地方の眼力_pc
左カラム_コラム_食料・農業問題 本質と裏側
左カラム_コラム_昔の農村・今の世の中_pc
左カラム_コラム_花づくり_pc
左カラム_コラム_グローバルとローカル_pc
左カラム_コラム_TPPから見える風景_pc
左カラム_コラム_ムラの角から_pc
ヘッダー:FMC221007SP
FMCプレバソンPC
FMCセンターSP:ベネビア®OD

米:2020年 農協協会 JAの米実態調査から

主食用米 5年後は生産量減少【2020年 農協協会 JAの米実態調査から・1】2020年8月27日

一覧へ

(一社)農協協会では、毎年「JAの安心・安全な米づくりと防除対策について」の実態調査を実施してきており、このほど2020年の調査結果がまとまった。主要部分を米の作付関連と防除対策に分けて紹介する。

5年後の水田農業を全国のJAが予測】

この調査は、水稲作付面積100ha以上の全国549JAを対象に、各JAの水稲関係担当の方(営農・購買)に回答してもらった。調査方式は、郵送による自記入式アンケート調査で、調査期間は2020年2月18日~5月29日。回答数は491件(回収率89.4%)。

地区別の回答数は、
○北海道=46件(回収率95.8%)
○東日本地区(東北6県、関東7都県、甲信越3県、北陸3県)=211件(回収率91.3%)
○西日本地区(東海4県、近畿6府県、中国5県、四国4県)155件(回収率86.1%)
○九州地区(九州7県、沖縄)=79件(回収率87.8%)

◆担い手への集積率5年後46%に―作付面積と集荷率

回答があった1JA当たり(以下、とくに断りがない場合は1JA当たりの数値)の全国平均水田面積は3584haで、米の集荷率は55%となっている。昨年の調査では平均水田面積3466ha、集荷率53%だったので、水田面積は3.4%増、集荷率は2%増となっている。

地区別の平均をみると、北海道が3590ha(昨年調査より616ha増)で集荷率80%、東日本が4645ha(同122ha増)、同61%、西日本が2479ha(同81ha増)で同38%、九州が2750ha(同46ha減)の55%となっており九州以外の地域では増加している結果となった。また集荷率は昨年と同様に東高西低となっている。

担い手への集積率は、2019年度は全国平均で38%だったが、5年後の24年度には46%に増えると予測されている。とくに北海道では69%から74%に高まると予想されているが、東日本や九州でも9%以上集積率が高まると予測されている。

主食用米作付面積と生産量

作付面積、北海道以外は減少―主食用米

図1は主食用米の作付面積と収穫量について聞いたものだが、全国平均では、面積は5年後の24年には45ha減少し、生産量も86t減少すると予測されている。作付面積は北海道以外ではやや減少すると予測されているが、生産量は北海道、九州では増加、東日本、西日本では減少すると予測されているのが注目される。

なお、19年産米の平均反収は、全国489kg、北海道490kg、東日本513kg、西日本484kg、九州435kgとなっている。
(以後、とくに断りのない限り、増減は19年産との比較)

加工用米作付面積と生産量

全国的には減少、北海道・九州は増加―加工用米

図2は加工用米について聞いた結果だが、全国的には5年後には面積は変わらず生産量は微減すると予測されている。

地域別にみると、西日本では面積・生産量が減少、東日本では面積・生産量ともほぼ変わらないと予測されているが、北海道、九州では面積も生産量も増加すると予測されていることが注目される。

飼料用米作付面積と生産量

全国的に大きな変化なし―飼料用米

図3は、飼料用米の結果をまとめたものだが、全国平均では面積も生産量も大きな変化はないと予想されている。

地域別にみると、北海道は面積・生産量ともに微増、東日本は面積・生産量ともに微減、西日本は面積に変化はないが生産量は微増すると予想されている。九州は面積は微増し、生産量も増加すると予測されている。

平均反収は、全国534kg、北海道571kg、東日本559kg、西日本505kg、九州498kg。

輸出用作付面積と生産量

全国的に増加傾向に―輸出用米

図4は輸出用米についてだが、面積・生産量とも全国平均で5年後には19年産米より面積で19%、生産量で26%増えると予測されている。ただし、回答JA数が、北海道13、東日本59、西日本9、九州2の合計83と少ないことを前提に見てほしい。

地域別にみると、とくに目立つのが九州だ。面積が19haから42haへ2.2倍、生産量が102tから220tへ2.2倍も増えるとみられている。その他の地域でも九州ほどではないにしても、面積も生産量も増加すると予測されている。

平均反収は、全国542kg、北海道538kg、東日本550kg、西日本503kg、九州533kg。

転作用の大豆と小麦の作付け面積

5年後もほぼ現状維持―転作大豆・小麦

図5は転作用の大豆と小麦の作付面積だ。

大豆は、北海道と九州では作付けが増えるが、東日本と西日本で減少し、全国平均では微増と予想されている。

小麦も北海道と九州では増える予測をしているが、西日本で8%減少し、全国平均は微減との結果となった。

なお平均反収は、大豆の場合、全国141kg、北海道204kg、東日本147kg、西日本121kg、九州117kgとなっている。

小麦は、全国314kg、北海道402kg、東日本296kg、西日本301kg、九州308kg。

農作業の負担軽減が課題【2020年 農協協会 JAの米実態調査から・2】
農作業の負担軽減が課題【2020年 農協協会 JAの米実態調査から・2】

重要な記事

ナガセサンバイオ右上長方形SP 20230619

最新の記事

DiSC:SP

みどり戦略

Z-GIS 右正方形2 SP 230630

注目のテーマ

注目のテーマ

JA共済連:SP

JA人事

JAバンク:SP

注目のタグ

topへ戻る