米:【農協協会・JAのコメ実態調査】
【農協協会・JAのコメ実態調査】主食用米の作付け率57.5% 21年産2022年8月24日
(一社)農協協会が全国各地のJAの協力で実施している「JAの安心・安全な米づくりと防除対策について」の2022年度調査結果がこのほどまとまった。おもな結果について順次紹介していく。今回は主食用米の生産への取り組み結果をまとめた。
2021年産の主食用米の作付面積は、全国平均で2002haとなった。管内の平均水田面積3481haとくらべると、主食用米の作付け割合は57.5%となる。JA管内の水田の4割以上(43.5%)は主食用以外の作物が作付けされているとみられる。
水田面積に対する主食用米の作付け率を地域別にみると、北海道51.3%、東日本56.5%、西日本65.3%、九州52.5%で北海道がいちばん低い。
全国の平均単収は469㎏/10a。1JA当たりの平均生産量は1万280tとなった。
2022年産の主食用米の作付け面積は平均で1951haとなり、21年産にくらべて▲2.5%となった。
地域別にみると、北海道▲3.7%、東日本▲3.5%、西日本▲0.6%、九州▲0.3%と減少率は西日本で低い結果となった。米の需給環境を改善するため22年産では主食用米から3.9万haの作付け転換が求められたが、その取り組みも反映さえているとみられる。
調査では5年後(26年産)の作付け見込みを聞いたが、全国平均では21年産比で▲2.1%となったが、22年産に比べると0.4%増える結果となった。
22年産とくらべた26年産の見込みでは、北海道(+4.1%)と東日本(+1.5%)では増える見込みとなった。西日本(▲1.6%)と九州(▲2.7%)では減少する。
主食用米の需要は最近では年間10万tの減少がトレンドでこれは毎年の生産量の1.4%減に匹敵する。今回の調査では主食用米の作付けにとくに北・東日本では大きな変化が見られない結果だが、今後の需要動向によって産地がどう対応していくか課題となる。
【農協協会・JAのコメ実態調査】
主食用米の作付け率57.5% 21年産
重要な記事
最新の記事
-
宮崎県で鳥インフル 今シーズン国内12例目2024年12月3日
-
【特殊報】キウイフルーツにキクビスカシバ 県内で初めて確認 和歌山県2024年12月3日
-
パックご飯の原料米にハイブリッド米契約栽培推進【熊野孝文・米マーケット情報】2024年12月3日
-
第49回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクール 各賞が決定 JA全中2024年12月3日
-
大気から直接回収した二酸化炭素を農業に活用 JA全農などが実証実験開始2024年12月3日
-
江藤農相 「農相として必要な予算は確保」 財政審建議「意見として承っておく」2024年12月3日
-
鳥インフル ポーランド4県からの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月3日
-
鳥インフル ニュージーランドからの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月3日
-
【田代洋一・協同の現場を歩く】JAみやざき 地域密着と総合力追求 産地県が県域JA実現2024年12月3日
-
今ならお得なチャンス!はじめようスマート農業キャンペーン Z-GISが4カ月無料 JA全農2024年12月3日
-
全農日本ミックスダブルスカーリング選手権「ニッポンの食」で応援 JA全農2024年12月3日
-
JAグループの起業家育成プログラム「GROW& BLOOM」最終発表会を開催 あぐラボ2024年12月3日
-
「乃木坂46と国消国産を学ぼう!」クイズキャンペーン開始 JA全中2024年12月3日
-
日本の酪農家 1万戸割れ 半数の酪農家が離農を検討 中央酪農会議2024年12月3日
-
全国427種類からNO.1決定「〆おにぎり&おつまみおにぎりグランプリ」結果発表 JA全農2024年12月3日
-
JA全農 卓球日本代表を「ニッポンの食」で応援 中国で混合団体W杯2024開幕2024年12月3日
-
「全国農業高校 お米甲子園2024」に特別協賛 JA全農2024年12月3日
-
【農協時論】協同組合の価値観 現代的課題学び行動をする糧に JA全中教育部部長・田村政司氏2024年12月3日
-
「上昇した米価が下がらない要因」などPOPデータを無料配布中 小売店で活用へ アサヒパック2024年12月3日
-
料理キット「コープデリミールキット」累計販売食数が2億食を突破2024年12月3日