米:【農協協会・JAのコメ実態調査】
【農協協会・JAのコメ実態調査】「密苗」がトップ 普及見込みの水稲栽培法2022年9月2日
(一社)農協協会が全国各地のJAの協力で実施している「JAの安心・安全な米づくりと防除対策について」の2022年度調査結果がこのほどまとまった。今回は5年後にもっとも作付けが多いと思われる主食用品種と普及する見込みの水稲栽培技術への回答をまとめた。
【主食用米の品種】
5年後に最も作付けが多いと思う品種は、全国では「コシヒカリ」が最も多く、次いで「ヒノヒカリ」、「ななつぼし」、「ひとめぼれ」の順となった。この4品種で66%を占める。
地域別にみると北海道は「ななつぼし」、「ゆめぴりか」、「きたゆきもち」、「ふっくりんこ」の順。東日本は「コシヒカリ」、「ひとめぼれ」、「あきたこまち」、「はえぬき」と続く。
西日本は「コシヒカリ」、「ヒノヒカリ」、「あいちのかおり」、「きぬむすめ」の順。九州は「ヒノヒカリ」、「コシヒカリ」、「夢つくし」、「なつほのか」の順。昨年にくらべて「なつほのか」が「元気つくし」より上位に上がった。その他の地域で昨年と大きな変化はない。北海道を除けば「コシヒカリ」の作付けがもっとも多いという見込みだ。
【水稲栽培技術】
今後普及していくと思われる水稲栽培技術のうちもっとも多かったのは「密苗」で69%の回答率だった。地域差はなくいずれの地域でも第1位を占めた。
普及すると思う理由は「作業負担の軽減」がもっとも多く、次いで「育苗費の軽減」となった。
「疎植栽培」は56%の回答率で2位となった。これには地域差があり北海道では2位は「密播」、西日本では「疎植栽培」が1位、「密苗」は2位だった。疎植栽培のメリットは「育苗費の軽減」が55%ともっとも多かった。
全国で第3位だったのは「密播」。メリットでは「作業負担の軽減」が53%と最も多かった。
ついで「湛水直播 鉄コーティング」となった。メリットでは「作業負担の軽減」が72.5%と最も多かった。
重要な記事
最新の記事
-
【人事異動】JA全農(2025年1月1日付)2024年11月21日
-
【地域を診る】調査なくして政策なし 統計数字の落とし穴 京都橘大学教授 岡田知弘氏2024年11月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】国家戦略の欠如2024年11月21日
-
加藤一二三さんの詰め将棋連載がギネス世界記録に認定 『家の光』に65年62日掲載2024年11月21日
-
地域の活性化で「酪農危機」突破を 全農酪農経営体験発表会2024年11月21日
-
全農いわて 24年産米仮渡金(JA概算金)、追加支払い2000円 「販売環境好転、生産者に還元」2024年11月21日
-
鳥インフル ポーランドからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
鳥インフル カナダからの生きた家きん、家きん肉等の輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
JAあつぎとJAいちかわが連携協定 都市近郊農協同士 特産物販売や人的交流でタッグ2024年11月21日
-
どぶろくから酒、ビールへ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第317回2024年11月21日
-
JA三井ストラテジックパートナーズが営業開始 パートナー戦略を加速 JA三井リース2024年11月21日
-
【役員人事】協友アグリ(1月29日付)2024年11月21日
-
畜産から生まれる電気 発電所からリアルタイム配信 パルシステム東京2024年11月21日
-
積寒地でもスニーカーの歩きやすさ 防寒ブーツ「モントレ MB-799」発売 アキレス2024年11月21日
-
滋賀県「女性農業者学びのミニ講座」刈払機の使い方とメンテナンスを伝授 農機具王2024年11月21日
-
オーガニック日本茶を増やす「Ochanowa」有機JAS認証を取得 マイファーム2024年11月21日
-
11月29日「いい肉を当てよう 近江牛ガチャ」初開催 ここ滋賀2024年11月21日
-
「紅まどんな」解禁 愛媛県産かんきつ3品種「紅コレクション」各地でコラボ開始2024年11月21日
-
ベトナム南部における販売協力 トーモク2024年11月21日
-
有機EL発光材料の量産体制構築へ Kyuluxと資本業務提携契約を締結 日本曹達2024年11月21日