健康への効能再認識でヨーグルトに注目 富士経済の市場調査2013年1月30日
富士経済は米飯類やめん類、チルドデザートなど6カテゴリー63品目の2012年の市場動向を調査し、その結果を1月28日に発表した。
なかでも注目市場は▽ヨーグルト▽手作り風和菓子▽即席めん▽シリアルフーズの4品目。
ヨーグルトは東日本大震災で工場が被災し、商品の供給不足がみられたものの、生産体制の復旧と積極的な販促で2011年は前年比1.5%増の2499億円となった。2012年も「R―1乳酸菌」の効能が情報番組で取り上げられ注目が高まったことなどから需要は上向き、前年比10.9%の2772億円を見込んでいる。
手作り風和菓子は主力チャネルであるコンビニが新たなPB商品を投入したことや量販店での積極的な商品展開で実績が急増していることから2012年は前年比15.9%の80億円を見込む。
即席めんは震災後、保存食としての需要が高まったことや、東洋水産「マルちゃん正麺」の大ヒットで2011年の市場は8年ぶりに拡大、また2012年も高付加価値商品が各社かた相次いで発売されていることから前年比2.0%の1251億円と市場の続伸が見込まれる。
シリアルフーズも2011年は震災後の備蓄目的とする新規ユーザーなどにより需要が拡大し前年比2.9%増と7年ぶりに前年を上回った。2012年も新規ユーザーのリピートやカルビーの「フルグラ」がヨーグルトやホットケーキなどとの新たな食べ合わせの訴求で前年比8.6%増の266億円を見込んでいる。
(関連記事)
・【データで見る外食産業 2012】 年間全店売上2年ぶりに前年を上回る (2013.01.29)
・買い物弱者に中食・欠食増加傾向 パルシステム調査 (2013.01.08)
・注目市場はマヨネーズ類 富士経済の調味料市場調査 (2012.11.30)
・宅配食など伸び見込む 富士経済の外食産業調査 (2012.11.26)
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