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香川・広野牧場など4件が最優秀賞 中央畜産会2013年3月8日

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 中央畜産会は3月6日、東京・港区の機械振興会館で平成24年度全国優良畜産経営管理技術発表会を開催した。

表彰を受ける広野正則さん(右) この発表会は、特色があり優れた経営実績を収めている畜産経営者を表彰し、その取り組みを広く紹介するもの。
 今年は(有)広野牧場(香川・酪農)、関克史さん(新潟・肉用牛一貫)、(有)哲多和牧場(岡山・肉用牛一貫)、横田清廣さん(長崎・肉用鶏)の4者が最優秀賞に選ばれた。
 広野牧場の代表である広野正則さんは元JA職員。昭和54年にJAを退職し、乳用牛20頭から酪農経営をスタートした。牛舎の改築やミルキングパーラーの新設、北海道から170頭の初妊牛を導入するなど、次々に規模拡大をすすめ、現在では搾乳牛265頭、肉用牛繁殖22頭を飼養するに至った。
 こうした規模拡大を成功させた一方で、雇用者の社会保障の充実や、酪農教育ファームの取り組み、地元のイチゴ農家、花き農家と共同出資して観光農園を立ち上げるなど、積極的な地域活動が評価された。
 そのほかの最優秀賞事例では、哲多和牛牧場は牛舎の屋根に太陽光発電システムを取り付けるなど環境に配慮した経営、関さんと横田さんはともに新潟中越地震、雲仙普賢岳の噴火という大規模な天災に見舞われながらも、諦めずに畜産経営を立て直した努力などが評価された。

(写真)
表彰を受ける広野正則さん(右)

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 今年度受賞した全12事例は次の通り(【受賞名】▽受賞者(所在地・畜種)、すべて敬称略)。
○最優秀賞(4事例)
【農林水産大臣賞・中央畜産会長賞】
▽(有)広野牧場(香川県木田郡三木町・酪農)
▽関克史(新潟県長岡市・肉用牛一貫)
▽(有)哲多和牧場(岡山県新見市・肉用牛一貫)
▽横田清廣(長崎県南島原市・肉用鶏)
【全国肉用牛振興基金協会会長賞】
▽関克史(新潟県長岡市・肉用牛一貫)
▽(有)哲多和牧場(岡山県新見市・肉用牛一貫)
○優秀賞(8事例)
【農林水産省生産局長賞・中央畜産会長賞】
▽(株)T・ユニオンデーリィ(福島県本宮市・酪農)
▽(有)安瀬平牧場(広島県三次市・酪農)
▽高原和光(長崎県南島原市・酪農)
▽埼玉県武州和牛組合(埼玉県本庄市・肉用牛グループ)
▽大吉商店(株)(滋賀県高島市・肉用牛肥育)
▽(有)中野目畜産(福島県西白河郡泉崎村・養豚)
▽新生養豚プロジェクト協議会(宮崎県児湯郡川南町・養豚グループ)
▽(株)会津地鶏ネット(福島県会津若松市・養豚グループ)
【全国肉用牛振興基金協会会長賞】
▽埼玉県武州和牛組合(埼玉県本庄市・肉用牛グループ)
▽大吉商店(株)(滋賀県高島市・肉用牛肥育)

(写真は発表会で表彰された全受賞者)


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