飼料用米作付面積2.2倍に 日本生協連2013年4月4日
日本生協連は、3月末での全国31生協・事業連合の2012年度飼料用米利用状況を取りまとめこのほど公表した。
12年度に全国の生協で取扱った飼料用米の作付面積は6218ha(東京ドーム約1323個分)で、10年度実績2764haの2.2倍に広がっている。飼料用米の給餌量は全国計で2万7548トンで、10年度調査に比べて1.7倍に増加した。また、全国8生協・事業連合で飼料米給餌量が1000トンを超えている。
畜種別に給餌量をみると、鶏卵用にもっとも多く給餌されており、全体の52.9%・1万4562トンで、取扱生協は25生協・事業連合となっている。また、食鶏用と合わせると1万7874トンに上り全体の約3分の2を占めている。
豚への給餌は8014トンで全体の29.1%を占め、取扱生協数は20生協・事業連合となっている。
また肉牛への給餌量は1378トンで全体の5%、取扱生協数は6生協・事業連合。乳牛は283トン(1%)で3生協・事業連合が取扱っている。
日本生協連と全国の生協は、今後も飼料用米を給餌して生産れた鶏卵や畜肉、牛乳の利用を広げることで、日本の農業を支援していくことにしている。
(関連記事)飼料用米
・【JA全農畜産事業部特集】 飼料用米と飼料原料備蓄 長期的な政策が必要(2012.12.27)
・食糧部会に備蓄米・加工用米の確保対策を示す 農水省(2012.11.14)
・飼料用米使用量1.6倍に コープネット事業連合(2012.05.17)
・飼料用・加工用米「モミロマン」など 13作物15品種を認定 農水省(2012.04.10)
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